治る人、治らない人 | 「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~

治る人、治らない人

みなさん、こんにちは。
無痛整体師、武道家の西田です。

ご縁のあった方には、必ず治っていただきたい。

一人の整体師として、切にそう願います。
しかし、そう簡単には参りません。
治る人もいれば、治らない人もいらっしゃいます。

何年も患い、何をやっても治らずに、悩んできた症状。
いったい、どうやったら、治るんだろう?
そんな複雑な症状の方が、あっさりと治ることもあります。

逆に、一見単純な肩こりが、なかなかとれない。
そんな場合もあります。

この差は、いったい何なのでしょうか?
いろいろあるでしょうが、いちばん大きな要因、それは、

「ご本人の心」

だと、私は考えます。

つまり、本人が治ると決めているか、いないか。
その差です。

先日、心という「器」 という記事を投稿しました。
よければ、読んでみてください。
心のあり方がいかに大切か、ご理解いただけると思います。

治らない方の特徴として、以下のようなことがあげられます。

他人まかせ。

お金を払ってるんだから、治してちょうだい。
そういう姿勢が、見え見えです。
この痛み、症状は誰が招いたものか。
まったく理解されていません。
二回目以降の施術時に、憮然として「ぜんぜん治っていませんけど」とおっしゃることが、多いです。
自分で治す気がないのですから、治るわけがありません。

感謝の気持ちがない。

私に対して感謝しろというのでは、ありません。
自分の命、身体に感謝して欲しいのです。
私たちは、天から、この命を授かっているのです。
そして、身体は、24時間、365日、休まずに働いているのです。
命を守ってくれているのです。
そのことに感謝できない人は、絶対に治りません。

猜疑心や不安でいっぱい。

こんなことで、治るわけがない。
あるいは、もう治らないんじゃないか。
心のどこかで、そう思っていらっしゃいます。
身体は、それに正直に応えます。
だから、絶対に治りません。

・・・他にもありますが、代表的なものをあげました。
上記ような方は、残念ながら、治りません。
これは、私だけでなく、多くの先生が感じておられることだと思います。

その方が、治るか、治らないか。
最初お会いした時に、だいたいわかるようになりました。
でも、それは口には出しません。
その方の、心が変わるかも知れないからです。
できれば、そうやって治っていただきたいからです。

痛みや病気。
それは、災難でも、罰でもありません。
身体からのメッセージです。
何かに気付き、大切なことを学ぶ、大切な機会なのです。

心穏やかに、安らかに。
命と身体に対する感謝の気持ちを忘れずに。
痛みや病気と戦わず、調和する。


そのような心が、とても大切だと思います。
それをお伝えすることが、私たち整体師の大切な役割だと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「整体師」という生き方 ~あなたがあなたであるために、心と身体にやさしさ、ぬくもり、安らぎを~
整体法講座において、実技指導中の筆者