最近社員全員と話す機会を創りました。
そこで感じた大きな課題が「誰のために働くのか」です。
経営理念が「かかわる人みんなの幸せ」をうたっているので、それぞれの立場の人が
それぞれの関係者のためにを口にします。
管理部であれば「社員のため」、媒体部であれば「媒体社のため」
最近社内での部門間対立も目立つようになってきました。
根っこはお互いの立場、見てる方向が違うからだと思います。
再度あらためて「企業の存在意義」についての自分なりの考えを書いてみました。
この課題のときにいつも思い起こすのがIBMの凋落と復活です。
復活の立役者ガースナーさんの
「お客さんは箱(ハード)を買っているのではない、経営に必要な情報の運用を求めているのだ」
その後ハード部門を売却しコンサルのプライスウオーターを買収し、企業の事業ドメインを根本から変えてしまいました。
これも以前読んだ本ですがIBMの中興の祖のワトソンさん(タイプライターからコンピューターに業種転換した人)
が「将来もコンピューターを売っていたらIBMは存在しないだろう」というのを印象的に覚えていたので、そのとおりに
なり予言的中にびっくりしたことを覚えています。
企業の存在意義はドラッカーのいってるように「顧客の課題やニーズを解決および満たすためにある」
であると本当に思います。
そのために、人事部は優秀な人材を採用し永く働いてもらうためにいい環境を創り
仕入れ部門は、仕入れ先と永く良好な関係を創る。(けっして短期的に採算を無視して仕入れることではない)
過去うちの失敗もこの考えを僕がもっていない決断をしたときでした。
「同封広告を売るため」に通信販売のお客さん以外の開拓に注力し、それ以外のお客さんの課題解決につながらず
全くリピートが取れないことにも目をつぶり、結果業績も悪化しました。
トヨタ社長の「今の日本の若い人たちに車の楽しさをもっと伝えたい。そうすればもっと国内で車が売れる」
という発言に強烈な違和感を感じました。
僕の若いときは車でドライブすることはすごく楽しい時間でしたが、今の若い人たちは「移動手段」というニーズがメインです。
航空産業の既存航空会社の苦戦およびLCCの躍進も、サウスウエスト航空のコンセプトである「飛行機はバスである」がまさに
今の顧客ニーズかも知れません。
もうひとつ大事なのが、顧客の定義です。
お金を払えばすべて大切なお客さんなのか?
あえて誤解を恐れずいえば、「永くお付き合いする可能性がある、または永くお付き合いしている」お客さんが一番大事だと思います。
飲食店でも永く続いているところは、ホットペッパーに広告を出しているところではなく一見さんお断りのところだったりしますし。
大先輩のアイレップ高山さんが「人は人を幸せにするためにうまれてくる 」というブログを最近
書かれていました。
http://mtakayama.jugem.jp/?eid=4人も企業も存在意義を常に考え続けることの大事さを、あらためて思った社員全員面談でした。