レジリエンスとレジリエンシー(1/3)【ポジティブ心理学】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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この数年、
「レジリエンス」という言葉が
心理学などの分野で
注目されるようになってきました。


「レジリエンス」とは、
「再起力」や「復元力」、
「精神的回復力」などと
訳されることもあるように、
困難にあった時にも
状況に上手く適応し、
回復していく力のことです。


「レジリエンス」は、
元々工学や物理学の世界で
使われていた言葉で、
次のような意味を持っています。


「物体に大して外力が加わって
 ストレス(歪み)が生じた際に、
 その歪みに対して元に戻ろうとする力」



やがてこれが、
精神医学や心理学の領域でも、
用いられるようになりました。


コロンビア大学
教育学部臨床心理学教授
ジョージ・A・ボナーノは、
「レジリエンス」について
次のように定義しています。


「極度の不利な状況に直面しても,
 正常な平衡状態を維持することができる能力」


「心理学的レジリエンス」は、
ポジティブ心理学でも
注目されている概念であり、
ストレス耐性に関係する
重要な研究テーマの
一つと言えます。


さて、
ストレスに対して、
柔軟に適応するために
「レジリエンス」
高めるためには、
具体的にはどのようにすれば
良いのでしょうか?


つづく…

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