選択理論基礎用語-その25〈外的コントロールと内的コントロール-後編〉【選択理論心理学】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

もう一方の、
選択理論に代表される
【内的コントロール心理学】は、
次のような信条を持っています。


◎人は内側から動機づけられる

◎私がコントロール出来るのは自分の行動である

◎人はそれぞれ感じていることや願っていることに違いがある、
 したがって調整が求められる


こうした
【内的コントロール心理学】の
信条に基づいた行動にも
多種多様なものがあります。



グラッサー博士が
例として挙げているのは、
以下の7つです。


・耳を傾ける
・励ます
・尊敬する
・受け入れる
・違いを話し合う
・信頼する
・支援する


これらは、
【身につけたい7つの習慣】と
呼ばれています。


私たち人間にとって、
【基本的欲求】を満たすことは
必須のことですが、
特に【愛・所属の欲求】は、
他者と関わり合いが必要になります。


しかし、
外的コントロールを使えば、
【愛・所属の欲求】を
満たすことが出来なくなり、
孤独を生み出し不幸を招きます。


グラッサー博士は、
幸せな人生を送るためには、
【外的コントロール心理学】を手放し、
【内的コントロール心理学】に基づく
生き方を送ることが必要だと教えています。


以上、
25回にわたって
選択理論の基礎用語を
解説してきました。


ここまでお付き合いいただき、
ありがとうございました。


明日からは、
通常の「カウンセラーからのおすそわけ」
に戻ります。


※東日本大震災からの一日も早い
 復旧と復興を心よりお祈りしています。

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