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shin-1さんの日記

〇また一つ消える灯り

 私には子どもが4人と内孫が2人います。いずれも旧双海町内の小・中学校に通い、昼食は学校給食センターで調理した食事を美味しく食べて育ちました。子どもは4人×9年間、孫は1人×2.5年、1人×0.5年ですから、延べ年数39年間もお世話になっていたのです。旧上灘中学校横に学校給食センターがオープンしたのは私が役場に入庁した年の、昭和45年9月1日でした。

(解体工事が始まった双海町学校給食センター)

 

 当時の給食費は今から考えればまるで笑い話のような小学校50円、中学校55円でした。当時は翠小学校180人、由並小学校346人、下灘小学校356人、上灘中学校297人、下灘小学校192人合計1371人というからこれまた驚きで、多くの子どもたちの胃袋と体位を長年支えて来ました。その学校給食センターは平成の大合併後も今年の1学期まで営業を続けていましたが、2学期からは伊予市大平に市営の学校給食センターが設置され、46年の長い歴史に幕を閉じたのです。

 

 数日前、ウォーキングのコースにある学校給食センターの周りに、トタン囲いがされ始めました。どうやら解体工事が始まるようで、昨日は作業員の出入りが慌しくなる姿を横目で見ながら、また一つ消える灯りを寂しく思いつつ通りました。下灘中学校の閉校といい基幹集落センター(町民会館)の取り壊しといい、かつては多くの人の出入りや活気のある業務が行なわれていた場所だけに、この先への不安は募るばかりです。私たちの住んでいる旧双海町は、一体どこへ行くのでしょうか。

 

  「また一つ 灯りが消える 寂しさよ この町一体 どこへ行くのか?」

  「給食費 信じられない 50円 笑い話の ような気がする」

  「トタンにて 囲いいよいよ 解体の 工事始まる 給食センター」

  「子どもらの 学校給食 遠回り 少し冷めるが 仕方がないか」