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shin-1さんの日記

〇庭の隅のコンクリート舗装

 8月の月が変われば93歳の誕生日を迎える92歳の親父の、もっぱらの仕事は庭の植木の手入れと草引き、それの隣接する家庭菜園での作業です。夏が終るこの頃になると、木陰を選んで庭木の剪定に余念がないのです。この時期を迎える度に「剪定も今年が最後」といいながら今年も殆んどの植木の選定作業を終えようとしているのです。わが家の庭は広いため庭木の数も半端ではなく、特に松は芽切りや松葉むしりなど一本の待つだけでも2~3日かかるものもあって、脚立の上での作業は、片目が見えないだけに予想以上の疲労があるようです。「もうそろそろお前が」と言われていますが、「親父の生きがいを取らない」「親父の仕事を取らない」などと、いい加減な理由をつけて、親父におんぶに抱っこをしているのです。


 4~5日前親父が草取りで疲労困憊したのか、新しい書斎から見える細長い空き地を、舗装したらどうかと提案がありました。この場所には妻が花類を植えているのですが、妻も仕事や家事で忙しいため、ついつい雑草取りが間に合わないため、庭の景観を損ねているのです。見かねて親父が時々草を引いてくれるのですが、草と一緒に折角妻が植えている草花まで引き抜いてしまうため、妻も機嫌が悪いのです。時には私に、「お父さんは私が植えて育てている花を抜いてしまった」と不満を漏らし、私も妻の肩を持って親父に注意をするのですが、親父は「花を植えたのであれば草を引いて綺麗にしたら」と、まあ親子喧嘩ほどではありませんが、お互いが不満を持ち続けていて、親父も何とかしたいと思っていたようです。


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(コンクリート舗装の終わった庭の隅)



 先週の金曜日、私がコンクリート舗装の了解をしぶしぶしたものですから、早速大栄建設の事務所へ自転車で行き、親父は社長を連れて帰りました。そして粗方の見積もりと月曜日にコンクリート舗装の工事をすることで話がまとまりました。

 木野は朝から人夫さんが二人来て、コンクリート舗装の下地均し作業を行いました。畑にしていた場所なので土がかなり出ましたが、いい土なので庭の隅に置いてもらい、コンクリート舗装の仕事が終った夕方、私と親父が一輪車で畑まで運び片付けました。

 親父は7キロ離れた診療所へ検診に、私は10時から東洋大学大学院の学生さんが観光の勉強に来るため、それぞれ家を留守にしていましたが、工事は午前中の涼しい時間で終ったようで、お昼に帰ってみると立派に仕上がっていました。


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(書斎の前のプランターは間もなく移動するよていです)



 コンクリート舗装が乾くのは夏のことゆえ2~3日後でしょうが、乾いたら私の新しい書斎の前のプランター類を移動して、妻の果断を作ってやりたいと思っています。これで親父と妻のいさかい(笑い)もなくなることでしょうが、プランターを置いている場所には早くもステンレス製の涼みひろしき台が運び込まれていて、ここが私と来訪者の談笑コーナーになる予定なのです。

 昨日のうちに汗だくで親父と私による残土の処理も終わり、今朝は早起きした親父が工事で汚れた庭の土均らしをしています。全てに綺麗好きの親父がいるからこうして、家の周辺が綺麗に保たれているのです。私も親父を見習って綺麗好きな息子になろうと決意した朝でした。


  「コンクリート 舗装がしたい 言う親父 この歳なっても やるべきことが」

  「私には 真似のできない 細々を 親父引き受け お陰で綺麗」

  「善急げ ばかりに親父 早々と 工事見積もり 工事着工」

  「お陰さま こんな言葉を 背に向けて 感謝しつつも 心で反芻」