大器晩成こそ、人生の醍醐味

おっさんからでも人生のは変えられる。


本物の大人物は若い頃は目立たず

失敗と体験を重ねて徐々に実力をつけ

のちに大成する。


この男も40代から人生の花が咲いた。


吉田嘉明、佐賀県出身、1941年生まれ。


学生の頃から英語が好きだったので

大学もその道に進んだ。


関西の関関同立のひとつ、

同志社大学文学部英文科


大学を出て、とりあえず就職。

立派な商社のサラリーマンになったけど


あーーーー、ぜんぜーん面白くない!


結局、一年で退職。


吉田さんも龍馬が好きだったので

脱藩じゃーーー!と叫んだ。かも。


やっぱ、仕事を楽しむなら


嫌いな上司に命令されて動く仕事より

自分の好きなこと、得意なことで

自分の裁量で仕事をするほうがええわ。


吉田さん、25歳で一念発起して起業した。


せっかく長年、英語に慣れ親しんできたから

翻訳の仕事をしよう。


大学の研究室向けの洋書の販売や翻訳を

業務の会社を立ち上げた。


会社名は、【 大学翻訳センター 】


しもやんランドのように

ほとんど一人で業務をこなした。


しかし、そんなに儲かる商売ではなかったので

いつも貧乏暇なしの状態が10年以上続いていた。


肩書きは、代表取締役社長で立派だけど

実質は、一人零細企業の商店主


色々事業を起こしてみたけど

うまくいかず、失敗を重ねてゆく。


結局、会社を起こしては倒産、

起こしては倒産を5回も繰り返した。


むかし、鉄人28号という

ヒーローの漫画があったけど、


この鉄人28号も成功するまでに

27回も失敗を重ねている。


40代になって同じ仕事を日々繰り返すことに

だんだん飽き飽きしてきた。


あー、なんか面白い事業ないかなあ。


ちょっと、飲みにでも行くかー!


昔からの飲み友達の美輪明宏さんと

居酒屋でお互いの夢の話で花が咲いた。


しかし、いつ見ても

お肌ツルツルで綺麗やねえ。


その時、美輪さんがつぶやいた。


『  オリーブオイルって、

とってもお肌にいいのよね〜〜。』


なぬぅ〜〜!まじで〜〜!


コモズキッチンで人気俳優の速水もこみちさんが

料理でオリーブオイル使いまくっとるけど


お肌にもええんか〜〜!

ええこと、思いついた〜〜!


ほな、オリーブオイルで

化粧品作ったらええんちゃうん!


よっしゃ、どうせ作るなら

一番高級なオリーブオイルで作ったれ。


なんか、ワクワクしてきたぞ〜〜!

美輪くん、ありがとうー!


色々調べた結果、一番高級なのは、

スペインのオリーブオイルだと分かった。


この時、吉田さん42歳。


人生の転機は42歳でやってくるって

しもやんも言うとったけど


30代迄の人生ハマりモードから

40代から人生確変モードに入る人多いね。


この吉田さん、ここから快進撃が始まった。


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翻訳業とは、まったく畑違いの

化粧品の製造販売の事業を始めた。

最初は、まわりの友人からも笑われた。
素人のおまえに化粧品の何がわかるねん!?

吉田さんは、大きな声で夢を叫ぶことなく
クールに無言でコツコツと努力を続けた。



試行錯誤を重ねてついに

天然成分100%のオリーブオイルで作った

基礎化粧品が完成した。


さーて、ここからが勝負や!

これをどうやって売っていこうか!


その当時、化粧品の販売というとほとんど

百貨店で対面販売で高価格で売られていた。


こんな一人零細企業では、

相手にしてもらえないしな。


よっしゃ、通信販売でいこか。

ほんで、ついでに会社の名前も変えとこ。


カッコええアルファベットの会社にしよかな。


今までの「大学翻訳センター」

(Daigaku Honyaku Center)」という


前職の恩を大事にしようということで

会社名を頭文字をとって【DHC】にした。


めっちゃ、タンジュンーーーー!


いまでは、誰でもが知る会社名。
現在、年商は1000億を超えている。


どうやって販売を成功させていったのか。


まず、販売コストや人件費のかからない通販で

なおかつ低価格で販売を始めた。


しかし、思うように世間に広がらない。


あ、そーーや、しもやんも言うとったけど

まずは、起業の始まりは無料プレゼントからや!


化粧品の無料サンプルの文化は

ここから始まった。


女性誌にプレゼント広告を出しまくったら

ちょうだいちょうだいと言う応募が殺到した。


それを、吉田さんは休日返上で

会社に泊まり込んで一人単独無酸素で

宛名書き、発送作業をしていたと言う。


プレゼントに外れた人や応募忘れの人にも

送ってあげたという。しもやんみたい。


ちょっと使ってみておくんなはれ!

と言う無料サンプル商法大成功!!!


ええーーこれ、めっちゃええやん!

どこで売ってんのーーーー!


お客は向こうからやってくる。


集客は、集めるより集まる。

商売の基本はメルちゃんよりマルちゃん。


探し求めて三千里。

やっと見つけたDHC!


じゃんじゃんバリバリ売れ続けた。


コンビニで化粧品や健康食品が

売られているのもここから始まった。


1983年、42歳の時

DHC薬用ディープクレンジングオイルを

販売開始して以来


DHCという会社は、怒涛の快進撃を遂げる。


現在では、健康食品の取扱品目450を

有する最大手企業に成長。


美容・健康食品通販売上第一位。


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化粧品・健康食品のほかに、医薬品、海洋深層水、

アパレル等の製造販売、ホテル事業など


幅広く事業展開し、2,998人の従業員。

2016年4月現在、会員数は1,299万人、

国内直営店は210店舗。


この吉田さんの偉人伝を読んでいる読者の

ふたりに一人はDHCの健康食品を

摂ったことがあるでしょう。


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人生の成功と楽しみは

今からここから貴方から。


大器晩成こそ、人生の醍醐味

これからの未来に僕たちはさらに輝く。


そのために偉人伝からヒントをもらおう。

読めば読むほど勇気と情熱が湧いてくる。

しもやん通信偉人伝シリーズ!


これからもお楽しみに!

好評なので書籍化検討中!