第27回「王牌大改造」 | シモデ先生のまあじゃんうんちく version2

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題名の通り、マージャンに関するうんちく話を、自分なりの観点で紹介しています。最近はあまり書いていませんが(笑)。


マージャン強くなりたい、という人にはあまり役に立たない話ばかりかも(笑)。

最近流行している(?)作法がまだあります。

これまた王牌にまつわるものです。


自分の前の王牌が8トン以上ある時。

そのままにしておけば問題ないはずなのですが、王牌を7トンにするために、余った牌山を下家の牌山にくっつける人が増えています。

いわゆる「王牌のおすそわけ」っていうものです(写真1参照)。


写真1
シモデ先生のまあじゃんうんちく version2-090107_1907~01.jpg



では、逆に自分の前の王牌が6トン以下の時はどうするか。

その時は下家の牌山から拝借してくるのです。

名づけて「王牌の横取り」ですね(写真2参照)。


写真2
シモデ先生のまあじゃんうんちく version2-090107_1906~01.jpg

前回の「王牌大移動」は、「自分の山は自分で管理」という言い訳がありました。

一応、「ツモりやすくする」という機能的な利点もありましたからね。


しかし今回の2つは、正直なところ、どちらの作法もいいものとは思えません。

利点は、せいぜい「見栄えが少し良くなる(?)」くらいでしょうか。他にいい理由があったら、逆に教えてほしいくらいです。

最大の欠点は、前回同様「必要以上に牌山を動かすことによって、見せ牌などといったゲーム性を損なう状況になる恐れがあること」ですね。


「他の人がやっているから」マネをするのがマナーではありません。

「なぜそうするのか」、「どうすればゲーム進行が円滑に進むか」を考えることが、マナーの第一歩だと思います。