昨日、見学に来られた皆さんにこんなお話をしました
教室の駐車場から見える景色
久し振りに教室に来られた方は一番に驚かれます!
左奥には草の生えた大きな空き地が広がっています
駐車場と空き地の間の新しい道に行ってみました
日曜日で車が全く通っていません
道路の左には
右には
車の停車している場所!そこがうちの駐車場です
教室がスタートした6年前にはこの場所には立てませんでした!
そしてここから教室の駐車場を見るなんて想像もできなかった
水の上には立てませんからね
この場所は水中貯木場(木場)がありました
時代の流れがこの場所を土の上に変えてしまったのです
ここからは過去のブログ
水中貯木場の変化を知ってください
うちの木工教室駐車場の裏には大きな水中貯木場があります。
簡単に説明すると、丸太を貯めておく場所です。
うちの周辺の水中貯木場は輸入丸太を貯木するために、
海を埋め立てて作られた場所です。
近年、木の輸入方法が丸太から製材された木材に変わったことにより
写真のような何も浮いていない状態になりました。
必要がなくなった貯木場を利用するために
埋め立てることが決まりました
少し考えてみてください!
時代はどこに向かっていくのでしょう?
海外から丸太を輸入するようになり
埋立地に貯木場が造られ
海面いっぱいに浮いていた丸太
丸太の製材を賃金の安い国でおこなうようになり
コンテナで板になった木が輸入され
海面から丸太が消えました
必要のなくなった貯木場は
埋め立てられて消えていきます。
そして近い将来、輸入される木材もどんどん消えていくでしょう
様々な理由で多くの樹種が手に入らない
輸入禁止になって取り扱えないなどの
現実が始まっているのですから
きっと水の上に立つことを想像できなかったように
自分が想像している以上に世界中の木が変化していくのでしょう
埋め立ての様子
埋め立てることが決まって貯木場では
埋没した(海に沈んだ)木材を
クレーンで吊り上げる作業をされていました
これで一本、一本水面に上げて筏に積んて運び出していました。
とうとう木場を埋め立てるために大型重機がやってきました。
この浮き舟?には
重機だけでなくこんなものまで乗ってました!
休憩所の建物とトイレが
わざわざ陸に行ったり来たりして
仕事を中断できないですもんね~
杭打ちやシート貼りの作業が終わると
いよいよ貯木場の端から埋め立てが始まりました。
この場所は貯木場の端で
うちの駐車場からは見えない場所です。
今は埋め立てられて土の地面になっていますが
ここも前までは海でした。
一番奥には橋も掛っていたのに今は地面の上に
どんどん土が入れられて
駐車場裏から見える位置にも土砂が
海水面積が減り
魚が飛び跳ねている状況をよく見るようになりました。
逃げることができるのでしょうか?
季節も変わり駐車場の木が育って
埋立ての様子が見えなくなっていますが
写真奥まで埋立てが進めば貯木場から水面が消えてしまいます。
写真を撮影した場所にいると
風も波もないのに川の流れているような
水の動く音が聞こえてきます。
音の原因は
残り少ない海水に貯木場全体の
魚達が集まって水面を波立たせている音でした。
最近、サギが魚を簡単に食べれるこの場所に集まってきています。
この凄い数の魚達はいったいどうなってしまうのか?
そして一か月後には
最後の水面も埋まってしまいました。
駐車場から貯木場の左を見ても
駐車場から貯木場の前を見ても
駐車場から貯木場の右を見ても
水面が消えました。
サッカー場が入るような広大な貯木場が地面に
次に登場したのがこの大型重機
何をしているのか分かりませんが・・・
埋め立てた場所をボーリング
泥が多いのか?
土が黒っぽかった
貯木場の周囲全てでこの作業が行われていました。
そして作業が終わると
大勢のにょろにょろが綺麗に並んでダンス!!
している光景が広がりました
凄い数でしょ~
白い筒状の物を機械にセットして地中に打ち込んでいきます。
この重機は地中深く白い筒を打ち込むために
写真の様に高さがあります
このにょろにょろの正体は
水を抜く筒です
ペーパードレーン工法といい
軟弱な粘性土地の圧密を促進する工法で
ドレーンを打設する事により
圧密沈下を促進させる事ができます
簡単に説明すると
土の中にある水が、このにょろにょろを通って
地上に出て地盤強度を増加させる工法です
軟弱地盤の埋立は大変ですね~
その後は
毎日毎日多くのダンプカーが土砂を運び込み
アルブル裏の木場ではダンプカーが・・・
何を待っているのやら??
繋げるかのように横向きに並べて
土砂をかぶせてドレーンが見えないようになりました。
その後はどんどん土砂をかぶせて
圧力を掛けて固めてを繰り返し
とうとう土の高さが
駐車場と同じ高さにまで迫ってきました。
今はここまでです。
引き続き変化していく様子を書いていきます。
水面に反射しない夕日を見る日が来るとは
なにかさびしく感じます。
生徒さんのお父さんが20年以上も前に
この辺りの貯木場スケッチをされていました。
沢山の丸太がしっかり描かれていました。
誰にも止めれない時代の流れ
何所に向かっていくのでしょう?
生徒さんが制作された作品のご紹介!誰でも見れます。
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