2017/1/23(月) 14杯目
3日ぶりのラーメンを食べに駒込で途中下車。今年初の『麺処 きなり』さんです。
お目当は前週から提供された新メニュー「鶏白湯そば」です。「煮干しつけそば」っていうのもデビューしてますね。
一見普通に見える麺顔ですが、よく見ると、変わらず具材が普通じゃない(笑)
スープは意外にもサラッとした鶏白湯の塩です。
全体的な印象はライトな鶏白湯塩スープ。アッサリした飲み口ながら、旨味が物凄い。
鶏の変な癖や、臭みは一切無し。
旨味は濃厚なのに飲みやすいって理想的なスープなんじゃない?
店主曰く、レギュラーの鶏清湯スープに、更に鶏を加えて強火でガンガン炊くそうです。
肉や骨が溶けて来て、それを更に濾して作った鶏白湯スープだそうです。
ただし、そのままだとスープに臭みが残るので、香草の代わりに刻んだ桜の葉を加え、リキュールを使った「汐そば」の塩ダレを合わせたそう。
仕上げに生クリームを加えて、徹底的に鶏の臭みを消したそうです。
鶏白湯にはちょっと細いかなぁ〜と思いましたが、スープとの絡みも抜群です。
いつも思いますが、三河屋の麺の魅力をここまで引き出す力量は大したもんです。
穂先メンマに、菜の花、生のマッシュルーム。
生のマッシュルームって面白い(笑)
時折香る柚子も効果あります。
この具材の独特の構成は、他に真似の出来ない、土橋さん一流のセンスですよね。
総じて…
独特の鶏白湯塩そばです。
見た目は普通なんだけど、誰にもマネの出来ない逸品だと思います。
スープの炊き方、具材の合わせ方のどれもがオリジナルです。
このご時世、これだけ多種多様な種類が氾濫しているラーメンで、オリジナリティを出すってかなり難しいと思います。
鶏白湯専門店とは違うアプローチで作った鶏白湯ラーメン。美味いですね〜。
今年もファンタジスタの作る一杯から、目が離せませんね。
今年もよろしくお願いします。