鼻緒が切れた!

時代劇なら、そこで、イケメンが通りかかり、「お嬢さん、どうなさいました」「鼻緒が切れて…」「あっしの肩におつかまりなせえ。すげてあげやしょう」、ここで、愛が芽生えちゃったりする何言ってるんだ私は

でも、本当に先日鼻緒が切れたんですそれも浅草駅から中村座夜の部へ行く途中でイケメンは現れなかったしかし、幸いなことに、切れた場所は花川戸の履き物問街そして、そして、更に、履いていた草履を20年近く前に買ったお店のすぐ近くだったのですそれでも、数㍍を片足ケンケンで行きましたね着物で、恥ずかしかったよ～でも、電車の中とかじゃなくて良かったよ

飛び込んだお店のご主人がとても親切で、当然、このお店で買った草履であることは分かっていて、これから中村座に行くって言ったら大急ぎで新しいものに付け替えて下さり間に合ったのでした

草履は、畳表のものなんですが、それはもう、修理が出来ないと伺いましたので、大事に使いたいと思います。
既に20年近く使用でもご主人が、「鼻緒が切れるまで使う方はなかなかいらっしゃいません。大事に使われていますよ」と仰って下さいました放置状態が何年もあったんですけどね

鼻緒が切れるなんて縁起が悪いと一瞬気持ちがになりましたが、思い返せば海外行く空港で搭乗直前に時計のバンドが切れたり、ネックレスが切れたり、携帯ストラップが切れたりいろいろ切れてますので、厄落としが出来たと思うようにしています

履き物問屋街ですが、小売りしてくれるお店もあり、大変お安くなってますお薦めです

あ、中村座のこと、書きませんが、当然のことながら素晴らしかったですからね




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