私がやりたいこと。
それは
公務員という職業を
より好い職業にすること
です。
理由は、あまり上手く説明できません。
「何様だよ」って思う人もいるかもしれません。
ただ、自分がこの業界で公務員として働かせていただいて、やっぱり小さな違和感を覚えることが時々あります。
それは、例えば、
成果を出さなくてもお給料がもらえて、ちゃんと成果を出してもその対価がないこととか
一所懸命頑張る人がいても「適当にやっておけば大丈夫だよ」って言う人がいることとか
山のような作業を前に無茶はせずに「出来るところまでで仕方ないよね」と諦めることとか
逆に絶対ナンセンスな事業でも根拠とロジックを仕立てて必要な事業に見せることとか
一方で、
マスコミはその結果の責任を取らないのに公務員バッシングで一時の快楽を提供することとか
公務員相手ならどんな物言いをしても許されると思っている普通の人がいることとか
近所で自分が公務員であることがバレないように細心の注意を払う職員がいることとか
自分で選んだ職業なのに、その職業そのものに誇りを持っている職員が少ないように感じられることとか
きっと色々な理由があって、背景があって、経緯もあって、今の公務員のこの状態なんだろうと思うのですが、そこにはもう私なんかが自分の頭だけで処理しきれないような、大きな大きな重石みたいなものが公務員の業界全体の上に、ドッカリと乗っかってるような・・・・・・
何だか、そんな雰囲気を感じながら、私はこの業界で勤めています。
冒頭の話に戻ります。
私がやりたいことは、
公務員という職業を
より好い職業にすること
です。
本来、より好いものにしたいということは、今の状態を好しと思ってないということです。それは上記で挙げたような違和感の積み重ねなのかなって今は自分で自分の思っていることを理解しているつもりです。
でも、あまり上手く、その中身や論点を整理できていません。
これを好くしたいということが、どういうことなのか。
人によっては、「いや、今の公務員の状態は結構イケてると思うよ」という人もいるのかもしれません。それを私が否定するつもりはありません。
でも、私はちょっと違うと感じています。
公務員という職業は、
一人ひとりが充実感や誇りをもって働いていたり、
安定などではなく、そのやりがいで選んでもらえたり、
安易にバッシングの対象にされるのではないような、
もう少し好い職業になってもいいんじゃないかと思っているんです。そうすれば、多くの人にとってもう少し好い社会になるんじゃないかな、私は結構本気でそう思っています。
少なくとも娘たちが生きていく社会は、そんな社会であって欲しいと思うし、そのために公務員という職業がより好い職業になることが必要なことだと思っています。(もちろん、公務員云々は“必要”なのであって、“十分”ではないのですが・・・・・・)
別に、公務員の待遇を良くして欲しいんじゃないし、世間に優しくして欲しいわけじゃありません。マスコミに叩かないでって言いたいわけじゃない、窓口でクレームとか言わないでってことでもありません。
上手く言葉にできません。
でも、一つ分かっていることがあります。
それは、「公務員のためにそういう社会に変わってください」というお願いではなく、私たち公務員自身が変わることからしか何も始まらないということ。
公務員自身が変わることで、公務員という職業をより好い職業にすること
これは私が掲げる旗です。
この旗を掲げて、私は公務員キャリアデザインスタジオを設立し、仲間と活動しています。
そして、公務員キャリアデザインスタジオに限らず、この旗を見て一緒に何か行動したいという人とは、行動を共にしたいと常に思っています。
特別に優秀なわけでもない、大きな実績があるわけでもない、ごく普通の公務員に過ぎない私がこんなことを語るのは生意気だと思われるかもしれません。こんな記事、同じ職場の人たちに読まれて、冷やかされたらマジ恥ずかしい。
でも、生意気だと思われることよりも、冷やかされることよりも、自分がやるべきだと思うことから目を背けて生きることの方が、やっぱり怖いです。
だから、敢えて何人もの人が読むかもしれないブログで、こうやって自分の旗を掲げようと思います。
勇気でも覚悟でもありません。
弱虫な今日の自分が、きっと弱虫であろう明日の自分に向けて、逃げ出さないように施す仕掛けです。
明日の私は、もしかしたら今日の私を恨むかな
1年後の私は、もしかしたら今日の私を恨むかな
でも、まぁ、いっか。
皆さんは、何か自分の旗を持っていますか?
魔法が使えなくても、社会に影響を及ぼすことはできるんじゃないかな。誰もが、今すぐに、今の自分の影響力の範囲で。
公務員キャリアデザインスタジオHP