公務員に効くビジネス書 vol.5  7つの習慣/スティーブン・R・コヴィー | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

ビジネス書を、公務員目線でご紹介する
「公務員に効くビジネス書」。


第5弾は、
「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー)


言わずと知れた
ビジネス書・啓発書のベストセラー。

「7つの習慣」を身に付けて、
依存から自立へ、自立から相互依存へと
成長の階段を上り、生活や人間関係における
効果を向上させようとするアプローチ。


ちなみに紹介されている「7つの習慣」は
 1.主体性を発揮する
 2.目的を持って始める
 3.重要事項を優先する

 4.Win-Winを考える
 5.理解してから理解される
 6.相乗効果を発揮する

 7.刃を研ぐ


細かい内容は読んでいただくとして、
個人的に大きな影響を受けたのが
次の3つの項目。

1.インサイド・アウト(内から外へ)
自ら以外の何かを変えたければ、
自分が変わることから始めるという原則。

インサイド・アウトとは、自分自身の内面(インサイド)を変えることから始めるということ(中略)あなたがもし幸せな結婚生活を送りたければ、積極的なエネルギーを生み出し、消極的なエネルギーを消し去る伴侶になるということである。(P45)


2.影響の輪と関心の輪
自分が関心を持っている領域(関心の輪)と、
影響を及ぼすことができる領域(影響の輪)を認識し、
影響の輪の中に集中して働きかけるという原則。

主体的な人は、努力と時間を影響の輪に集中させ、自らが影響できる事柄に働きかける。彼らの使うエネルギーは積極的なものであり、その結果として、影響の輪が大きく広がることになる。(P103)


3.相違点を尊ぶ
自分とは違う考え、知恵を排除するのではなく
受け入れ、相乗効果を発揮するという原則。

本当に効果的に人生を営む人というのは、自分のものの見方の限界を認め、ほかの人のパラダイムと考え方に接することによって得られる、豊かな資源を活用する謙虚さを持っている人である。そういう人が相違点を尊ぶのは、その相違点こそが、自分の知識と現実に対する理解を増すものだと認識しているからである。(P416)



私が最も影響を受けた一冊です。

私自身、この本と出会って、
具体的に次のような変化がありました。

「できないのは上司のせい」ではなく、
「部下の立場でも組織マネジメント」に。

「異動すればあんなことができるのに」ではなく、
「今ここでできることから」に。

「予算がないからできません」ではなく
「実績を作ってから予算を求める」に。


私自身、
公務員の仕事の中で適用できる
大きなパラダイムの変化を経験

しました。


まだ読んでいない公務員の方は
ぜひ手に取っていただき、
ぜひ本書について互いに感じたことを
語り合えたら嬉しいです。

公務員に効くビジネス書