公務員に効くビジネス書 vol.4  KP法 シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション/川嶋直 | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

ビジネス書を、公務員目線でご紹介する
「公務員に効くビジネス書」。


第四弾は、
「KP法 シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション」(川嶋直)


紙芝居(K)プレゼンテーション(P)法
だからKP法。


KP法は、キーワードを書いたA4の紙を
一枚ずつホワイトボードに貼り付けながら
内容を説明していくプレゼンテーションです。


どんなキーワードを選ぶのか、
それをどのような順番で貼り付けていくのか、
貼り付ける場所・キーワード同士の位置関係、
キーワードに添える説明はどうするのか。

そういったところがKP法の大まかな要素。

図や写真は使わない、言葉だけの勝負。


そのために通常のプレゼンテーションよりも
言葉を慎重に選び、言いたいことをそぎ落とし
筋肉質なプレゼンテーションができる印象です。


また、紙を貼る場所さえあれば
パソコンがなくてもどこでもできるのも特徴。

KP法がどのようなものなのかは、
私がここで言葉で説明するよりも
実際に動画などを見ていただくのが一番。

フェイスブックページでは、動画や
過去のKP法でのプレゼンの様子など
情報を発信しているのでご覧ください。

KP法フェイスブックページ

公務員に効くビジネス書

ただし、この本で学べるのは
KP法だけではありません。

特に2章と3章は、
プレゼンテーションスキルとして
学ぶべき要素が盛りだくさんです。

以下、本書からの抜粋です。

本当に伝えたいこと、理解してほしいこと、
そしてその先の行動に期待して
あなたが言いたいことって、
実はシンプルなことだったりしませんか?(P40)


一方向→双方向→全方向のコミュニケーション(P52)

パワーポイントプレゼンテーションと比べて
明らかに聞き手は集中して聞いてくれます。
(中略)アナログなコミュニケーション手法は、
よりライブな力がある(P80)



さらにファシリテーションの技術として
紹介されている「ペチャクチャタイム」や
「グーチョキパーアンケート」は、
KP法をやらなくても役に立つ技術です。


この一冊でKP法を身に付けるのはもちろん、
一般的なプレゼンテーションスキルも向上し、
人前に進んで立ちたくなるかも!?


KP法 シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション