日笠陽子 Collaboration Album Glamorous Songs
ご無沙汰しています。
発売に合わせてライナーノーツ的なモノを…。
日笠陽子さんとのコラボ曲
「Rhythm Linkage」が収録された
アルバム「Glamorous Songs」が発売されました。
丁度、昨年の今頃制作していました。
今も闘病中ですが、一番身体が辛い時期でしたので
レコード会社に打ち合わせに行く途中も何度も木陰で休みつつ
何とか辿り着いた記憶があります。
帰宅して倒れましたし(笑)
同時期に制作して今年リリースしたTWO-MIXの新曲は
最初から細かく中身も決めていましたが
Rhythm Linkageは、話を頂いてから
6曲、色んなパターンのデモを作り
その中から本人に選んでもらいました。
元々はロック色の強い曲でしたが
この曲に別のデモ曲のアレンジや
世界観を組み合わせたいという意向を聴いて
それぞれを取り入れる形で制作に入りました。
以前、Tactixで3曲ほど一緒にやっていましたので
ヴォーカルのイメージも作りやすくて
すぐにまとまりました。
楽曲とヴォーカルとの相性の良さを
プロデューサーさんも改めて評価していらしゃいました。
…仮MIXの段階で聴いた関係者の人達も皆同意見でした。
TWO-MIXの新曲は洗練させていく方向性でしたが
Rhythm Linkageは
デビューというイメージに合わせて
荒々しく削り出した勢いみたいなものを打ち出したいと思っていました。
タイトルも分かりやすく(笑)
また
コラボ企画という事を考えて、僕らしさというか
聴いた瞬間にすぐ分かるみたいな個性的な持ち味や
TWO-MIX初期の「色々やってみた♪」的な
作る面白さを追求してみたいという気持ちもありました。
…結果的に
聴いた皆さんにはかなりTWO-MIXを彷彿とさせる
イメージになったみたいですね(笑)
音数が膨大で、また、どの音をより良く生かすで
迷う事も多く 捌くのに苦労しました。
ガチャガチャし過ぎてた音色は
結構抑えたりカットしたりしましたが
それでも思いつくままに盛って盛って…(笑)
疾走感を音で表現しつつ
心も疾走出来て楽しかったです♪
コラボという事で、なおかつ「自由に、全開で!」という
要請でしたので その通りにしてみました。
好きな事を好きなままにやるとこうなるという…(笑)
僕らしい曲になったと思います。
永野はブレない(笑)
ヘタレだけど。
音楽性を含め、良い曲かどうか好きか嫌いかは
聴いた人が決める事で自身は精一杯創るだけですから。
作れただけで幸せですし、気に入って頂けたならもっと幸せです。
反省は常にしていますが(笑)
体調的に音楽活動はもう無理かもしれないと
思っていた時期でしたので
TWO-MIXの新曲も、この曲も僕の全てを入れ込んで
悔いのない制作にしたいと思っていました。
重い身体とはうらはらに音楽だけは元気に、心も加速して…
当時を考えれば、ムチャしたなぁ…と思ってます(笑)
それ以上に音もムチャしてますが…
今となっては心身ともに極限状態の中で作った事が
良い経験にもなりました。
イントロからラストまでの全ての音にこだわって
一つ一つに意味を持たせることでもっと何かを伝えられる事が
あるかもしれない…と、作品としての一体感、世界観を
アーティストのイメージの中で限界まで追求しました。
僕のデビュー当時を思い出しました(笑)
世界観的には、未完成さをテーマに
僕から見たアーティスト像、景色
感じ取った、ヴォーカルの気持ちを表現しました。
ファンのお一人お一人とのリンクを確認していく
アーティスト・デビューと
この企画が目指していく未来、進化が
革命的であように…という願いを込めて。
曲中のキーワード、“Start a Revolusion”に乗せて。
音楽はアーティストとファンが楽曲を通じて
一対一のリンクをしていき
やがて一つの夢に集う軌跡であり
その到達点がライブだと思ってます。
この曲をライブで観られる日を楽しみにしています。
音楽活動は今も少しずつ少しずつですが
また一つ楽曲を世に出せた事を嬉しく思っています。
僕の楽曲を必要として下さる歌い手さんや
聴きたいと思って下さるファンの皆さんがいらっしゃるかぎり
これからも新しい曲を形に出来るように頑張ります。
作品が形になり、商品になる事って、どんなに慣れてても
やはり素敵だと思いますし、楽しいです♪
出会いが変えていく未来…。
TWO-MIXにも、今回の企画にも
そして新たな未知の出会いにも期待しています。
ありがとうございました。