vs熊本ヴォルターズ戦 死闘、激闘、壮絶なる戦い | 森シゲトの『死ぬまで大器晩成』なブログ

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いやぁ本当に凄い試合を見せてもらった。

金曜日の試合は敗戦だったが熊本に肉薄する所までは追いつけた

しかしインサイドを強固に固められた中で

アウトサイドでしか活路が見いだせない上に

シュート精度が悪く得点が伸びない試合展開だった。

土曜日の試合もほぼ第3Qまでは同じような展開だった。

田中成也選手の3Pが決まらない。そして山田選手も不調

どうも首を痛めたようでしきりに首を押さえていた。

それが原因かはわからないが接触を避けてなのか

珍しくアウトサイドから3Pを狙う場面が多かった

しかしなかなか決まらなかった。

唯一の希望はコナー・ラマート

第1Qのほぼ半分は彼の得点だった。

 

結果を見ればインサイドでもある程度、点は取れてるのだが

観戦した感じではほぼインサイドは熊本に押さえられていた。

それと「攻撃はしっかり組み立てて」という意識が高いのか

あまり速攻というケースが見れなかった

熊本がインサイドを固めるまでに速攻で得点を狙うケースが少なかった

熊本の帰陣のバランスが崩れた状態でも、攻め急ぐことはなかった。

ただある程度相手の強度が弱まったのもあってか

徐々にインサイドに突っ込むようなプレーも出てきた。

 

観客の雰囲気が変わったのもその頃から

自然発生的に「ヒロシマコール」が叫びだされた。

一部だったその声が徐々に大きくなって

それが周りにも波及してどんどん大きくなった。

 

だって残り4分で13点差だったんだから

まあ最近の交流戦の相手であれば13点差はワンチャンスと

考えたかもしれないが、相手は熊本ヴォルターズ

それに加えて頼みのアウトサイドは期待できない展開だった。

でも朝山選手や田中選手がなんとかしようと戦ってるのは見えた

気持ちは「成也、撃て!何本外してもいいから撃て」

そんな気持ちだった。

でもこの逆境が流れを呼び込んだのかラマートや朝山

そして田中成也がここにきて3Pを決める。

そしてやや広島の流れに飲まれたのか熊本のショットが決まらなくなった

象徴的だったのは、憎たらしいくらいにロボットのような

精密なコントロールで次々にフリースローを決める熊本の古野選手。

広島のブースターもここで決められるとマズイと感じたのか

彼のフリースローにこれまでで最高の音量でブーイングを発した。

すると「外した」フリースローをミスしてしまった。

これは衝撃だった。外した瞬間の会場のどよめきというか歓声は凄かった。

しかしもっと凄いのは、その直後の2本目をしっかり決めきったこと。

恐るべき選手だった。

そして驚愕の同点劇。

まさか延長に滑り込むなんて考えてもみなかった。

まさしく安西先生(※スラムダンク)の言葉じゃないが

「あきらめたら、おしまいですよ」を具現化したような奇跡だった。

 

延長でも壮絶だった

広島リードで迎えた残り14秒。

この場面で熊本キャプテン小林選手が起死回生の3Pを決める

本当にもう執念のようなシュートだった。

しかしその直後、彼は足を痛めて退場してしまう

同点に追いつかれ残り6秒

広島はラストワンチャンスをダニエル・ディロンに託した。

ブーーーー!試合終了のブザーが鳴ると同時にボールはゴールをすり抜けた。

逆転ーーー!

広島ベンチからは選手が飛び出し、広島サンプラザは過去最大音量だっただろう

ディロンはなぜか反対ゴールまで吹き飛び、朝山選手はブースターと歓喜のハイタッチ

僕は放心状態だった。

 

詳細な試合展開などはここを見てもらって想像してほしい。

https://hiroshimadragonflies.com/news/21300.html

ほんと壮絶な試合だった。

本当に今、ドラゴンフライズの試合みとかないと損するよ!

広島の皆さん!と叫びたいくらいだ。