「関西うどん」 と「 かき氷」 | ちゃぱです。

「関西うどん」 と「 かき氷」

2010年8月28日(土)先勝/晴れ

大昔の話です。

大学時代に、「想い出に残る破天荒な旅がしたい!」と考えていました。

あの頃、何故か、よく「砂漠の夢」を見ました。私ひとりだけが「取り残されてしまう夢」です(苦笑)。どうして砂漠なのか? 夢を見ている私にも分かりません。…日本最大の砂丘と言われる「鳥取砂丘」に行ってみれば、何か答えが見つかるかも知れない。本当に単純だったんですね(笑)。

こうして、旅の目的地は「鳥取砂丘」に決まりました。あとは方法論です。

①地元の仲間5人で行く(経費節約)。

  →5人の内訳(阿修羅さん、弁天さん、天神さん、プリウスさん、ちゃぱ)   

②車は1台。寿司詰めで我慢する(経費節約)。

 →プリウスさんのギャランΣで行きました。時代がバレてしまいますね(笑)。

③有料道路は断固使わない(経費節約)。

  →道路にお金は払わない!

大学時代というのは、時間と自由は有り余るほどあるのに、唯一お金だけがない。「経費節約」が最優先だったことに、当時の生活が偲ばれます。

鳥取砂丘には、22時間かかって到着しました。もちろん、一般道を貫徹しました。

ちなみに浜名湖では、前方に有料の橋が現れて、ブース直前でUターンしました。

バカですねぇ~(笑)。


ちゃぱです。 (鳥取砂丘/画像は2008年)


鳥取砂丘の帰り道、(当然のことながら)大阪圏に入りました。

「せっかくだから、関西うどんを食べて行こうよ!」、プリウスさんの発案です。

そこで、通りすがりの、それなりの店に立ち寄って、食事をとることにしました。

ところが、メニューを見て心変わりしてしまったプリウスさんは、結局、関西うどんを注文しないで、別のモノを食べました(天丼だったかなぁ?思い出せない…)。

「何のために店に寄ったんだよ?」、冷ややかな発言は、阿修羅さんの十八番。

でも、全体の雰囲気は明るくて、「まったく、しょうがねえヤツだなぁ!」などと、プリウスさんの一貫性のなさを、笑いのタネにして盛り上がっていました。

そうこうしているうちに、そろそろ大阪圏からサヨナラです。

意を決したように、プリウスさんが切り出しました。

「やっぱり、関西うどんを食べないと、あとで後悔しそうだ…」

空腹感はありませんが、全員一致でプリウスさんの要望に付き合いました。みんな優しいのです(笑)。

…あっりゃあ~? またまた目移りしてしまったプリウスさん。事もあろうに、別のモノを注文してしまいました。見方を変えれば「勇気ある行動」ですね(爆笑)。

阿修羅さん…無言。弁天さんも天神さんも唖然。険悪な空気に押し潰されそうな私。


ちゃぱです。 (関西しっぽくうどん)

ちゃぱです。 (関西きつねうどん)


時は流れて、先日(8月25日)の「お話」です。

自分勝手な願望で、「そろそろ夏も終わりだな?」と、思っていました。

「この夏は、スイカは食べたけど、かき氷は食べてないなぁ…」

「夏が終わる前に食べておかなければ…」、去年の夏は食べ損なってしまいました。

通勤途中にあるコージーコーナーには、「氷」のポスターが貼ってあります。店の前を通る度に、「まだ大丈夫」と確認しています。「かき氷」は夏限定メニューで、うっかりしていると、ある日突然なくなります(笑)。

「かき氷を食べに行こう!」、まずは本部長に声をかけました。OK!

「本部長と、かき氷を食べに行くけど、どう?」、幹事長にも打診しました。OK!

「若頭もどうですか?」、「氷は『お腹』に悪いので…スミマセンけど」、パス!

仕事が上がって、3人でファミレスに向かいました。「コージーコーナーは、席が狭いのが難点なんだよなぁ」と、私が躊躇したところ、本部長が「かき氷くらい、ファミレスに行けば、何処にでもありますよ」と仰ったので…。

ファミレスのメニューを見ています。本部長の顔色が徐々に曇ってきました(笑)。

かき氷…ありません。

「ちゃぱさんのリクエストで『かき氷』を食べに来たのだから、この店はメシだけにして、もう一件行きましょう!」、本部長は責任を感じているようです。しかし、夕食をとっているあいだに、冷房で身体が冷えてしまったので、(今となっては)かき氷…食べたくないです(苦笑)。

本部長に連れられて、2件目の喫茶店に向かいました。

内心私は、「どうか『かき氷』がありませんように…」と、念じていました(笑)。

「やったあ!『氷』って出てるよ!」、本部長の目が輝いています。嬉しそうです。

「さあ、『いちご』にします? 『あずき』にします?」、本部長の問いかけに、

「スミマセン。かき氷じゃなくてもイイですか?」、私の立場は崖っぷちです。

「えっ? なんで? せっかく『かき氷』があったのに?

「身体が冷えてしまって、『かき氷』を食べる気分じゃないです」

そんなやり取りを見ながら、幹事長が微笑んでいました。


ちゃぱです。 (日本の夏/風情があります)


■追記/夏は終わらない。

心配しなくても、暑さが衰える気配はありません。絶好調です(泣)。

そうなると、「かき氷」を食べるチャンスも、まだまだありそうですね。

本部長、これに懲りずに、また連れてってください(笑)。