横浜市放射能対策 林文子市長転身? | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

横浜市放射能対策 林文子市長転身?

林文子市長の転身?

市民目線の思いやり姿勢は一体どこへ行ってしまったのか。



昨日の東京新聞に掲載された林文子市長のインタビュー記事は衝撃的だった。そして市長の発言内容に眼を疑った。放射線問題「対応は最善」の見出し(本当に記事のような発言をしたのか・・・?)


小学校給食で、放射性物資に汚染された餌を食べた牛の肉が提供され、「対応が後手」と批判がある。との記者の問いに、


後手に回ったと思っていない。最も恐れたのは、放射線に対する漠然とした不安の広がり。正しい情報や知識を伝えるのが必要と考え、そこに専心した。過度の対応は逆に、市民に不安を与える。と答えた。


横浜市の小学校給食で、汚染牛を食べさせてしまったというニュースは全国に報道されている。そして、「横浜市は、正しい情報を伝えていない。安全神話へ誘導しているのでは」という 不安に思う市民の声が大きい。




先日のNHK週間ニュース深読みでは、衆議院厚生労働委員会で発言した東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長児玉龍彦先生が出演されていた。内部被ばくへの警戒を提示し、妊婦とこどもを被ばくから守るという姿勢を明確にされている。




一方、本市の市民公開講座の講師である東大唐木英明教授は7月2日と23日の2回にわたり深読みに出演しているが、2回目の放送のときには、小野文恵アナウンサーに“前回ご出演して頂いた時、流通している食品は全然問題ありません、大丈夫とおっしゃったじゃありませんか”と、流通していた牛が汚染されていた問題で指摘され その後出演していない。印象的な放送だったので、記憶している。




また、8月28日のNHK教育テレビのETV特集“ネットワークでつくる放射能汚染地図”が放送された。


1954年のビキニ事件以来、放射線観測の第一線に立ち続けてきた元理化学研究所の岡野眞治博士の全面的な協力のもと、元放射線医学研究所の研究官・木村真三博士、京都大学、広島大学、長崎大学の放射線観測、放射線医学を専門とする科学者達のネットワークと連係し、震災の3日後から放射能の測定を始め汚染地図を作成してきたドキュメンタリーの第3話だ。


そこでも外部被ばくのみならず、内部被ばくから人々を守るために除染を行う博士たちと二本松市の自治体職員たちの真摯な姿が放映されていた。感動した。




それだけに記事を読んだ時、極めて失望した。インタビューでの市長の発言は明らかに上から目線である。市民目線ではない。そしてこどもの将来を真剣に案じている母親に対して、何ら思いやりのない発言である。


こどもの命が一番大事と言って勧めてきた林市政の姿勢は一体どこにいってしまったのだろうか。


給食というこどもたちに選択を与えないしくみの中で、汚染牛を食べさせ内部被ばくをさせたことが事実であるにも関わらず一切の謝罪もなく“後手に回ったとは思っていない。”と言いきっている。また、横浜市の放射線問題について、 対応は最善 とはあまりに思いあがった表現だ。


そして“最も恐れたのは、放射線に対する漠然とした不安の広がり。”

果たして、林市長は放射線に対して今現在、一体どのような正しい情報と知識をもっているのだろうか。




横浜市初の女性市長として、多くの市民がその登場に期待したと思う。

果たして、女性企業家たちのためだけの市長なのか?


この記事に対する市民の反応は極めて大きい。市長はその状況を認識すべきである。すでに、給食に対する横浜市の放射能対策は欧米の雑誌で報道されている。(横浜のこどもたちを放射能から守る会より)


なぜ欧米社会で報道されるのか。それが国際社会からのひとつの評価でもあることを認識すべきだ。



東京新聞の市長発言が真実ならば、就任2年にしてのこの変貌ぶりは、まさに前中田市長の姿を思い出す。





一方、市長にこのような発言をさせる放射能対策部。そして保健所。ここの責任は大きい。まさに、ここに課題があるのかもしれないが、それでも首長としての責任は大きい。(発言について秘書課に確認しなければ)







保健所の役割と保健所長のリーダーシップ

http://www1.ocn.ne.jp/~sako/hokensho.htm


基本から我々議会も勉強すべきだと思う。



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