中川昭一を偲ぶ会 | ザキーヤのブログ

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いまもって惜しまれて惜しまれてならない。
希代の国士、中川昭一という人のことが…

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ザキーヤのブログ-中川昭一偲ぶ会

中川昭一を偲ぶ会、遺影に花を捧げる来場者ら =28日午後、東京都千代田区紀尾井町(荻窪佳撮影)
http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/situation/100928/stt1009282136014-p2.htm

「売国やめよ」中川昭一さん偲ぶ会で菅政権に批判続々
2010.9.29 21:04
 昨年10月に急死した中川昭一元財務・金融担当相(享年56)を偲ぶ会が28日夜、都内で開かれ、政界や官界、財界などから1000人以上が集まった。希代の保守政治家を慕う人々からは、沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で「弱腰外交」を続ける菅民主党政権に対し、厳しい言葉が聞かれた。(夕刊フジ)

 まず、中川氏を財務相に抜擢した盟友の麻生太郎元首相は「中川氏の『IMF(世界通貨基金)に10兆円を出す』という決断が、リーマン・ショック後の世界経済の混乱を相当食い止めた。いい仕事をしたときは、マスコミは評価すべきだ」といい、こう続けた。


「尖閣のような、ふざけた話が起きたときは、『日本の国を売るようなことは止めるべきだ』と大きな声で批判すべき。中川氏が生きていたら、もっと大きな声で言っていたでしょう」

 会場からは「そうだ」「その通り!」という掛け声と、大きな拍手がわき起こった。

 もう1人の盟友である安倍晋三元首相は、中川氏が東シナ海ガス田問題で、中国と決然として交渉をしたことを、こう披露した。

 中川氏は経産相時代、『共同開発に乗らないなら、日本として工区を設定する』と中国に宣言し、現に(日本の帝国石油に)試掘権も与えた。日本政府として『本気で掘るぞ』『絶対引かないぞ』という強い姿勢を見せたことで、中国は初めて交渉のテーブルに着いた。今、中川氏が生きていたら…残念でならない」

自民党の谷垣禎一総裁も「彼は亡くなる直前、『日本が危ない』と訴えていた。そう危惧していた状況がいま、現実となりつつある。中川氏にしかられないよう、日本のために気合を入れて頑張りたい」と語った。

 このほか、父・一郎氏時代からの付き合いという、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長も、菅内閣の外交無策や経済失策を意識したのか、「今、日本の政府に、外交や安保、財政で政策がどこにあるのか。全く見当がつかない」と発言。

 拉致被害者家族会の横田早紀江さんは、中川氏の拉致問題に対するブレない姿勢と被害者家族への優しさに触れた後、「中川氏の心をつないで、この国を立て直さないと。日本が毅然とした方向になってほしい」と語った。

 中川氏は昨年9月、結果的に最後となったメッセージを自身のHPにこう記している。

 「『保守』とは守るべきものを守り、保守すべきために改革する。そして国民の活力に期待して成長のための戦略を描く。日本を守り、真の意味で国民を守るかを真摯に議論してほしい。心ある国民はそれを是非応援してほしい。さもなければ、日本は世界の中で埋没しながら自壊していく」

 1年後、中国の恫喝に屈伏する、わが国の姿を予期していたのか。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100929/stt1009292109008-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100929/stt1009292109008-n2.htm


>読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長

よくもまあ図々しく中川昭一先生を偲ぶ会に顔を出せたもんだよ!
中川先生を陥れた張本人が!!!! 汚らわしい!!!!!


「中川さんの危機感、無にしてはいけない」谷垣氏 中川昭一氏を偲ぶ会

2010.9.28 21:29
昨年10月3日に56歳で急逝した自民党の中川昭一元財務相の一周忌を前に28日、都内のホテルで「偲(しの)ぶ会」が営まれた。政財界関係者ら約千人が参列し、中川氏の遺影が掲げられた祭壇に献花、中川氏の遺徳を偲んだ。

 自民党の谷垣禎一総裁は「中川さんが亡くなる直前に言っていた『日本が危ない』という状況がまさに現実になっている。残された人間は中川さんの危機感を無にしてはいけない」とあいさつした。

 麻生太郎元首相は、中川氏が東シナ海のガス田開発問題に熱心に取り組んだことを念頭に、沖縄・尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件について「中川昭一がいたら『日本を売るような話はやめてもらいたい』と大きな声で言っただろう」と語った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100928/stt1009282136014-n1.htm


そして最近積極的に表に出ておられる麻生太郎元総理。
中川昭一先生の分もどうか踏ん張っていただきたい。


岡田准一が麻生太郎元首相のSP
 V6岡田准一(29)が、麻生太郎元首相(70)のSPを務めた。29日、都内で行われた主演映画「SP 野望編」(波多野貴文監督、10月30日公開)完成披露試写会に、7メートルのロングリムジンに乗って登場した。

 麻生元首相を舞台で警護する役を、堤真一、真木よう子ら5人で演じた。岡田は「本物のVIP。緊張しました」。岡田は、映画のアクションシーンをスタントなしでをこなした。役作りで特訓したフィリピン武術カリとブルースリーが生み出したジークンドーの指導者資格まで取得。共演者にアクション指導も行ったという。

 同作品を漫画で知っていたという麻生元首相。「SPとは信頼関係が大切。群衆の中に入って行く時も、ついていかなければならない。何かあっても、銃もなかなか抜けない。オレだったらすぐ抜いちゃうけどな」と笑わせた。

 同作品はフジテレビ系で放送されたドラマの映画版。2部作で「革命編」は来春公開予定。
 [2010年9月29日21時46分]
http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/news/f-et-tp1-20100929-684745.html

ザキーヤのブログ-参院予算委員会


以下、中川昭一著『飛翔する日本』(講談社インターナショナル)より

 歴史活用でもしたたかな中国が東アジア各国における悩みのタネとなる可能性が高い。今、中国は資源・エネルギーを確保するために、日本人の感覚からすれば、なりふりかまわず堂々とやっている。アフリカや中米で、人権も民主主義もまったく関係なく、自国の利益、つまり資源確保や台湾と国交を断絶させるためなど、明確な目的のために援助するのだ。日本のように援助したけれども、相手の国から見ればどこの国の援助がわからなかったり、下手をすれば日本の援助のおかげで他国に援助を出したり、軍事力の強化に回っているというようないい加減さはゼロだ。
 その中国が海洋大国への道を進んでいる。尖閣諸島の領有権を主張していることは日本で知られているが、フィリピンやベトナムと東沙諸島、南沙諸島の領有権争いを繰り広げている。東シナ海の天然ガス問題が端的に物語るように、資源・エネルギーの確保が最大の目的だろう。同時に、太平洋への進出も重要な国益と認識しているに違いない。すでに中国が東シナ海を自分たちの海だと考えているのは明らかだ。中国の潜水艦が日本の先島沖の領海を侵犯する事件があった。このときの潜水艦の行動は、中国海軍が潜水艦航行に必要な東シナ海の海洋データを整備していることや、アメリカの軍事拠点であるグアムを意識していることを証明した。中国が太平洋に出ようとしているのは間違いないことだと思う。(P.126)

 こういう中国に対して、主張すべき国益はしっかりと主張すべきである。それをやらないでいるとどうなるか。私が東シナ海の天然ガスの試掘権を民間企業に出したのも、資源調査船を調達したのも、国際法、国内法に基づいてきちんと国益を主張することで国益を守るためだ。東シナ海のガス田問題では、日本政府は机を叩いて中国に抗議し、開発をやめさせることが、ひいては安全保障にもプラスになると考える。(P.128)





中川昭一先生のご著書を読み返すにつけ、このかたを失ったことが日本にとりどれほどの痛手であったことかと、思い知らされずにはいられない。