ヘルメス主義、マニ教、古代セム族宗教、十字軍、アンナ・コムネナ、中東のモンテスキュー・イブン・ハルドゥーンと筆者がわたわた調査している間に、世間はめまぐるしく変化してしまっている。
本来、隠者のごとき読書三昧の人生を夢見ている身としては、現代社会のスピードはものすごく、刺激的ではあるものの、いったん目を離すと「なんでまた、こんな事態に??」とパニクッてしまうこともしばしばである。
プラトンは、引きこもって哲学的思索に耽っている人物を政治の場に引っ張り出せばなにもかもうまくいくと言っているが、現代社会に、それはとても当てはまるまい。(SIGH)
とはいいながら、現在、愛国者の端くれとしては、我が国の行く末がかなり案じられる時局にある。
都議選以降、とても見ていられなくて、麻生太郎総理に暑中見舞いを兼ねて手紙やイラスト、メールを折につけ送っていた。
すると思いがけず今日、総理よりお返事をいただいた。
これでなんと三通目である。お忙しいのに、なんというお心遣いであろうか。(TT)
前略 心温まる励ましのお手紙を有り難うございました。
昨年の9月、総理に就任以来、志をもって与えられた職務をこなしている最中でございます。
色々とご心配を頂いていることに感謝申し上げます。
「朝は希望をもって目覚め、昼は勤勉に働き、夜は感謝をもって眠る。」をモットーに、暖かい応援のお言葉を心にとめ、誠心誠意、職務を全うするために日々精進しております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
平成二一年 七月一七日
内閣総理大臣 麻生太郎
思えば筆者は難題にぶつかるとすぐに落ち込んでしまうタイプであるが、麻生総理のとてつもない奮闘振りを知ってより、「こんなことでへちゃげていたら、麻生さんに笑われる」と自らを叱咤するようになった。
こんなことに使われていると知ったら、総理はさぞご迷惑に感じられるだろうが、かなりの人がこう考えるようになったのではないかと思う。
ともあれついに解散となり、いよいよ国政選挙が現実のものとして迫ってきた。
それがいかなる結果になろうとも、今後も「日本人のための日本国の砦」麻生太郎という素晴らしい政治家を敬慕する筆者の心が揺らぐことはない。