みなさん、こんにちは。

 ここの所のすごい雨と風、大変な荒天が続いてますが、みなさん大丈夫でしたか?

 東京の自宅地域でも、ありとあらゆる警報が発令されていて、昨夜は、ちょっと怖かったです。

 きょうは、風は強かったですが、雨は上がり晴れていますね。


 しかし、横須賀線と総武線は直通運転が中止されていたり、東海道新幹線も、一時強風で運転が見合わせられていたみたいです。

 早いもので、福井から帰って一週間。
相変わらず、原稿の締め切りや校正などで追われてしまい、毎日がとても早く感じます。

 それでは、福井鉄道・福武線の乗り鉄レポをお送りしますね。

 まずは、先月末に全国の書店などで発売が開始した拙著『路面電車の謎と不思議』を、売り場の目立つところに置いて下さっている福井駅前駅(電停)近くの「勝木書店さん」と西武百貨店内の「紀伊国屋書店さん」にご挨拶をさせて頂き、福井駅前駅から北府(きたご)駅まで乗車しました。

 乗車したのは、何と200形!もう、福井駅前から下車する北府駅まで運転台の後ろで、写真を撮るのも忘れて「かぶりつき」していました。

 市役所前では、史絵.も運転士さんに続いて、スイッチバックしたので運転士さんがキョトンとしていました。
この200形、ブレーキを掛けた時のエアーが抜ける音、老兵の力強いモーター音。ただただ、見入ってしまいました。


 北府駅で降りました。

この北府駅、昨年木造駅舎の改修が完了したばかりの趣のある駅です。

1924(大正13)年に創業し、2010年3月には、「西武生」から現在の駅名に変わりました。

地元では、「北府駅を愛する会」のみなさんが定期イベントを開催し親しまれていて、市の、「景観百選」にも選ばれています。


 さて、北府駅とゆえば、もともとレトロな木造駅舎として鉄道ファンには有名でした。


 駅舎の老朽化が進み、取り壊されてしまう予定だったのですが、ソフトバンクモバイルのCMの舞台になったことで、広く一般のみなさんにも知られ、味わい深い古き良き佇まいが人気となりました。


 ここで一転、昔ながらの雰囲気を残し、大改修されたのです。工事は、2011年11月からおよそ4ヶ月をかけた大掛かりなものとなり、今後、国の登録有形文化財を目指しているそうです。

 昨年3月に工事が完了し、無事同月24日に記念式典が行われました。

 利便性向上のため、プラットホームと駅舎との段差を解消し、さらに市の補助を受けて、駐輪場まで設けています。トイレや待合室もとても綺麗で、利用しやすかったです!



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 旧駅務室は、福井鉄道さんの歴史年表や、以前使用されていた鉄道部品などが展示されていました。


 では、みなさんも、駅舎内にある資料展示室へ・・・。



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 福井鉄道のあゆみという展示室。

懐かしの通票や、駅名表示や行き先表示など、目が輝いてしまうものばかり。



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 他にもいろいろございましたよが、、みなさんに訪問して頂きたいのでこの辺で・・・。


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 立派で、尚且つ貴重な資料が多く並んでいましたので、時間を忘れて見入ってしまいました。。。


 本当に素敵なミュージアムでした☆



 その後、駅近くの福井鉄道本社にて鉄道部長さまに、翌日のフォーラムのご挨拶させて頂きました。


 再度、北府駅に戻ったところ、試運転から戻ったばかりのF1000形が迎えてくれました。



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 オレンジの色が綺麗な新しい福井鉄道のアイコン。
他社局のLRVよりも幅が広く、単位編成あたりでは、定員も日本一。
少し大柄のLRVです。正直、カッコ良さでは一番かな。



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 さて、北府駅で福井方面の電車を待つと・・・再度、急行と赤い表示も誇らしげに、福井生まれの福井育ち、しかも連接車の200形がやって来ました!ステップを昇り、車内に入るなり、今度は最前列のシートに座り、車内をぐるりと見回しました。

 どこか昭和の国鉄の急行形車両のようで、懐かしく、安心さえ感じる佇まい。
一枚引き戸の側ドアについたプレスラインは、今や本当に貴重です。



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 この電車で福井まで戻りましたが、今の電車には無い心地よい乗り心地と、お父さんのような頼もしさ、本来の電車ってこう云うものなんだよねっ、てゆう説得力ある雰囲気に魅了された約30分の小旅行でした。


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 福井駅に戻った私は、本日2回目の(お店は違いますが)福井名物セット(おろしそばとソースかつ丼)を食し、ホテルに戻ったのでした。(実はお昼も、おろしそばでした(笑)。)



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 翌朝、フォーラムの会場入りはお昼過ぎでしたので、少々早起きをして、もう一度福武線に乗りました。
今日は、以前した全線走破をもう一度、ということで、えち鉄で田原町まで行き、ここから越前武生を目指します。



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 きょうは、各駅に停まる名鉄からの譲渡車に乗りました。いわゆる路面電車タイプの小さな車両が、鉄道線内の福井平野を約60km/hで走り抜けるのはとても爽快で「路面電車だってその気になりゃ飛ばすぜ!」と電車が言っているように聞こえたのは、私の妄想かな?

 そして、楽しく飽きない、あっという間の50分程で、越前武生に到着。


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 以前訪問した時は、武生新という名前の駅でしたが、判り易い名前に変わっていました。
ここで何と、試乗会用に入線してきたのがF1000形(この時点では、まだ愛称は未発表)。



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 直近で見ると、やはり幅広で大きく感じます。元々、大型の鉄道車両が鉄道線と軌道線を走り、併用軌道区間を堂々と走る・・・そんな福井鉄道のDNAを正当に継承するF1000形。

 福井生まれの福井育ちで末永く、皆さんに愛され可愛がって貰いたいものです。

 そんなF1000形を見ながら、一歩お先に越前武生駅を出発して、赤十字前駅まで乗車しました。
この赤十字前駅も確か以前は福井新駅だったような・・・武生新とか福井新とか面白いネーミングだったんですよね。
 

 さて、赤十字前で降りて、福井方面に歩くこと数分、今回は、福武線の鉄道部分と軌道部分の境界線、いわゆる「鉄軌分界点」と呼ばれるところの写真を撮りに行きました。


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 軌道側は、踏切から望遠で狙えるのですが、鉄道側は踏切も無く、人家が並んでいるため諦めていたのですが、カメラをぶら下げた女子が珍しかったのか、近くに居たおばあさんが「あたらしい電車の写真を撮っているのかい?」と声を掛けて下さり、事情を話すと「うちの裏庭から撮っていいわよ」とおっしゃって下さいました。そこで遠慮なく「パチリ」と撮ったのが、鉄道線終点の表示。おばあさん、どうもありがとうございました!

 と、写真を撮っていたら、もう入り時間の5分前!ダッシュして福井商工会議所に向かう私でした。(大汗)

 会場に向かう私を追い越すように、F1000形が!


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 後日の情報で、F1000形は「FUKURAM」と名付けられたそうです。
きっと「夢がふくらむ」とか「希望がふくらむ」の「ふくらむ」なのでしょうね。

 福井のみなさんが決めた、カラーリングと愛称、きっといつまでも、みなさんに愛され、可愛がられるのだと確信しました。

 私も、近々(夏までには)、この「FUKURAMU」に乗りに行こう!とスケジュールを調整しています。
福井のみなさん、運転台直後でかぶりつきをしている怪しき?女子を見掛けたら、どうかお声をお掛け下さいね。


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 福井鉄道を支えてきた看板電車の200形☆


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最後に、私事になりますが、拙著『路面電車の謎と不思議』のチラシを、福井鉄道さんの電停にてご掲出いただいております。みなさんも宜しかったらご覧くださいませね☆



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(写真提供 福井鉄道さま)


 福井鉄道のみなさん、本当にありがとうございます。




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