これは何でしょう？
今日は、知り合いの料亭の撮影立会を依頼されて
珍しいものがありましたので紹介します。
これは何でしょう？
わかりにく画像ですが
そろばんのような物が壁に掛かっています。
答えは
「お客さんの部屋ごとにお酒の数をチェックする道具です」
なるほど！といった感じです。
もう一つ！
これは何でしょう？
これがわかる人はすごいです。
木製品なのですが
これは、昔の人（江戸時代位の人）が
この中にうぐいす等を
いれておいたものです。
今で言う、鳥かごです。
かなり昔のものです。
鳥の鳴き声を楽しむための道具だったらしいです。
今日は、あまり料理と関係ない内容でした。
姫会席～佐保川会席～
一昨日、奈良のうまいもの会で役員会をした後に
親睦会を開きました。
参加人数は、７人でしたがすごく盛り上がり
楽しい時間を過ごしました。
その、楽しい時間を過ごさせてくれたのが
今日紹介する、奈良ロイヤルホテルさんの
竹の家の料理のおかげでもありました。
（写真を撮るのを忘れたのが大失態です）
説明下手ですが、紹介させていただきます。
食前酒
白酒 すごくフルーティーで最近流行りの
マッコリをもっとフルーティーに
した感じのお酒でした。
先付け
新筍木の芽和え（椎茸、うど、人参）
筍のアクに負けない、しっかりした
木の芽味噌で和えてあり早春を
感じる先付けでした。
吸い物
蛤いこみ真丈 桜大根、人参、菜種、木の芽
食前酒もそうでしたが、蛤を使って
あるところが、春の節句を思わせます。
真丈の食感には、好みもありますが
今回の真丈はしっかりした食感の
真丈が蛤の殻についておりました。
造り
鯛 鮪 烏賊 あしらい
このように記載すると、平凡ですが
今回の造りはそれぞれを、棒状に
切り落とし、大根や胡瓜、人参等
で巻いて盛りつけされておりました。
とても、きれいなお造りでした。
焼き物
桜鯛サラダ焼き XO醤ソース
うっかり食べてしまいましたので
中身がうる覚えですが、ポテト
サラダ？に鯛がのっており
ソースがXO醤したてで鯛の
甘みとサラダの食感、ソースの
味が合わさり、とてもおいしかったです。
箸休め
春の氷菓子
砕いた氷に多分、いちご？味がほんのり
ついており、まさしく箸休めでした。
揚げ物
春野菜の天婦羅と特製金砂塩
文字通り春野菜の天婦羅（ふきのとう等）
を特製塩で食べるものでしたが、この塩
が特製で、にんにく風味の塩でした。
春野菜のアクにとても合う塩だったと
思います。
酢の物
ほたるいかのマスタード酢
ほたるいかに通常なら和からしのところを
マスタードを使っていたので、ツンとした
感じがなく、上品な辛味でした。
また、うるいや花びら百合根が添えてあり
ここにも、春が演出されていました。
食事
桜海老とザーサイの御飯 （赤出し、香の物）
個人的にザーサイは大好きです。
そのザーサイと桜海老の入った炊き込み
ご飯です。味加減も〆の料理ですから
薄味でちょうどよかったです。
デザート
竹の家特製ぜんざい（梅かつお）
甘すぎないぜんざいでした。
面白かったのが、梅かつおです。
塩昆布はよくあるものですが
梅かつおがとても、ぜんざいと
マッチして入れて食べると
別物を食べているようで、２度
楽しめました。
表現が下手でしたが、想像できましたでしょうか？
最後に料理長が挨拶に来てくれましたが
何でも、今日は休みのところ
我々のために休日出勤をして調理していただいたそうです。
私の所は仕出し業ですので、決して
お客様の前には出ていかない料理屋ですが
気持ちを込めた料理は、言葉ではなく
料理を通して相手に伝わるものだと
常々、調理人と話しております。
本日の料理もまさしくそのとおりでした。
こちらの料理長は年齢的にまだ若く、
今日の料理が成熟すると
もっと感動的な料理を提供するのだろうな？と
思わせる会席でした。
御馳走様でした。
本日無性に思ったこと
One for all. All for one
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために
みんなが、こんな思いで生きていけば
楽しい世の中になるのにな！
胸に刻んで明日からも頑張ろう！！！！！！！！！