文庫版領収書 | しちにんブログのブログ

文庫版領収書

五万円。

 

先週の日曜日様が触れておられますが、クロスバイクという代物、熱が入ってはまれば

はまるほど、如実に価格が跳ね上がっていくという恐ろしいものなのです。

 

私の買った自転車は、MIYATA の フリーダムフラット2016なのですが、これを買う

にあたり、前もってYoutubeやブログなどで乗り心地や使い心地はどんなもんなんかいな、

と予習していた、のですが……。

 

「百キロ走って気づいたことは、タイヤの接地面がどうの、ステムの交換がこうの」

「百五十キロを越えたあたりで、どうの」

 

と、

 

「ちょっと通勤の往復五キロくらいを走ろっかな」

 

的な人間を完全に見下すかのようなぐいぐいくるレポートばかりで。

 

もうどうでもよくなって、自転車屋で

 

「クロスバイク、あるの、くれ」

 

という短い単語のつなぎだけで購入したものなのでした。

 

 

で、その予習によって分かったこと。

 

クロスバイクの利点ってのは、それぞれのパーツを自分好みにカスタム出来ること。

(私は、素人なので乗るとたいへんけつが痛く、「しばらく乗ってたら慣れました」という

日曜日様のアドバイスをありがたく受け取りつつも、痛くないサドルに変えたのでした)

ほとんどのパーツが、手動の工具だけで付け替えできる。

 

なので、例えばチェーンで自転車を柵に繋いでおいても、戻ってみると車輪をいかれてた、

とか、サドルをいかれてた、などの被害があるとか、ないとか。

 

あと、長距離乗っても疲労がそれほどたまらないこと。

 

これは、私のようなでぶちんが乗ってしまうと、全くもってダメで、すぐにばてました。

確かにこぐのはラクなのですが、それ以前に腹肉がつかえて前傾姿勢が辛い。

あと、ハンドルを持つ手が疲れます。

 

そして、慣れると、超スピードが出ます。

 

まぁ、スピードが出たら出たで、うちの田舎のような、ちゃんと整備されていない

狭い道路をチャリで爆走したなら、間違いなく人を轢きます。やめよう無謀運転!

 

結果として、車体の軽さやこぎやすさにおいて、もはやママチャリに戻れないほどの

快適性があるものの、だからといって素人が扱いやすいヤツではまったくなく、

最近は近所を走るだけにしております。もったいない。

 

痩せたら乗る! 間違いない。

問題は、痩せないこと。

 

悲しいね。