不審者にでもならないと大人になったらダッシュしないよ | しちにんブログのブログ

不審者にでもならないと大人になったらダッシュしないよ

まず習字をやっていた。毎週火曜日。家のはす向かいが習字教室で近所の子はほとんど習いに来ていた。もちろん、行きたくなかった。最高記録30分で帰ってきた事がある。

 昔は習字の先生だと思っていた先生も、今見ると普通のおばさんだったと知り、大人になってしまったんだと感じだものだ。今では先生に恩を仇で返すように汚い字を書いている。パソコンや携帯がある現在だと手書きの字は「自分だけが読める字」こそが究極の完成系な気がする。

 

あと、英会話に通っていた。今でも何にも喋られないけど。カナダ系の英語なら結構聞き取れる。日常会話程度なら単語の羅列するだけで割と伝わるという事を教えて貰った場所だ。

 

そして、スイミングスクールにも行っていた。小学校1年まで水に顔をつける事もできないカワイイ一面を持っていた私も二年生から習いだしたらアレヨアレヨうまくなってしまって、気づいたら一緒に習っていた中で一番先に出世してしまうというミスを犯してしまう。

何がミスかといえば、別に真面目にやる気はないんだから小学生特有の「みんなで一緒のところ」にいたいものなのだ。平泳ぎとバタフライに至っては、本当は二ヶ月くらいで昇格できたのに、泳げないふりをして半年以上、それぞれの級に居座っていたのだ。そしたら、先生に見抜かれて「あんた、真面目にやらないなら何しに来てるの」と怒られたので、一人で昇級する事になった。

なにぶん、あたいは人見知りだ。これは生まれた時からそうで。初めてあった産婦人科の先生に人見知りしてなかなか泣かなかったくらい。しかも逆子だったくらい。

昇級したらそこは上級コースで、練習は結構厳しくてずっと泳いでばっかりで、月末にタイムを測るということをする。

一人で寂しく練習して一人で寂しく自分の番まで待ってる。悲しい。みんなは低級で楽しそうだ。そしたら二ヶ月でみんなが追いついてきたので、また楽しくやって、1年ぐらい居座った。そしたら、また昇級しそうになったから、二本泳ぐんだけど、一本目でいいタイムを出してしまって、二本目はうんこみたいに遅く泳いだら「怒られた!」って怒られた。

僕は思うが、小さい頃は真面目にやるよりも大切なものがあると思う。そっちの大切なものを大切にしたほうが、死ぬまで食いっぱぐれないと思う。

真面目になんかやるのなんて、そういうエリートに任せておくべきだと思います。