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ZINEのイベントに行ってきたぞ!

先週の日曜日に「TOKYO ART BOOK FAIR 」というイベントに行ってきました。

会場の様子。

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まあオシャレ。
日本一オシャレな本の即売会です。


「ZINE」という、自主制作で作られる本の即売会です。
我々が作っているいわゆる「同人誌」とほぼ同じ感覚のものだと思って頂ければ非常にわかりやすいです。アート版同人誌みたいなものです。

「同人誌となにが違うの?」という質問には非常に曖昧な返答しか出来ません。
コミティアのイラストエリアにあるような小冊子もzineと言えます。

「同人誌とZINEの棲み分け」・「互いの文化に干渉の余地はあるか」、という点を注目して今回参加してきました。


しかし、実際にzineのイベントに行ってみると大分棲み分けがされている印象を受けました。
コミティアで出されるような本を持ってきたらかなり場違いだと感じました。

特徴的だったのは、手製本が大部分を占めているということです。手製ならではの装丁の幅の広さは同人誌の比ではありませんでした。

今まで本の綴じ方や綴じる紙ばかりを意識していましたが、このイベントに来て初めて「綴じる箇所」を意識しました。意外な場所にホッチキスを入れている本などあって目から鱗でした。



感想としては、本の内容どうこうよりも「装丁市」の方向性を感じました。

個人的には、コミティアにzineの文化が流れてきたら将来的に面白いことになるのではないかと思います。同人誌は今まで築いた文化や事情もあってなかなか装丁の幅が狭いのですが、こういう空気を吸うことで作られる本に広がりが出るのではないでしょうか。また、この日買った本の中に「ごはん」や「豆腐」「牛乳」を使ったレシピやうんちくを描いたレトロ印刷風の可愛い絵本なんかがあったのですが、コミティアなんかでもっとこういう「デザインに特化しつつ内容も楽しめる本」が増えたら面白いなあと思ってます。まあ漫画のイベントなんでそういう流れは否定されかねませんが、もっと雑多に進化したコミティアというものも見てみたいです。


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(こちらが「ごはん」「とうふ」「ミルク」の本。中のイラストがすごく可愛い。)
西條美保 さん・小谷拓矢 さんの作品



この日に買った本で最も興味深かった装丁。


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さとうゆりえさんの作品。
牛乳瓶に入った牛乳の本。
丸まった紙を開くと牛の物語を描いた絵本になっています。
とても可愛い。300円。



今日はまたあとで更新するよ!