友人が、50代前半という若さで亡くなりました。
去年の夏に、実は胃に癌ができて胃の全摘をしたと
聞かされ、とつぜんのことにとてもショックを
受けたのですが、
とても明るい彼女
手術や抗がん剤をして、その後元気になった人は、
私の周りにも沢山いる。
だから、そのまま大丈夫になると、
そう信じていました。
しかし、
彼女の癌には、一番強い抗がん剤も全く効かず、
最後は、
肝不全、腎不全を引き起こし、亡くなりました。
ほんの十日前のことです。
亡くなる前日まで、
「唐揚げが食べたい」
と言っていたのに。
7月さえ乗り切ったら、絶対に快方に向かうと
本当に心からそう思っていました。
彼女は、うちの次男(18歳)の同級生のお母さん。
野球部ではバッテリーを組んだ仲です。
高一の弟君は、
うちの教室に通う生徒さんでもあります。
うちの次男と三男と同じ学年の息子が２人。
そして、
とても仲良しで、まるで彼女の友達？恋人？
だったかのようなご主人。
彼女を愛する３人の男性を置いて、
先に旅立たなければいけなかった彼女の心境
ついこの間までご飯を作ってくれていたお母さんに
もう二度と会えないという現実を突きつけられた
子供たち
絶対に治ると信じて、
仕事と彼女のお世話、そして家のことを
限界以上にやりこなしてきたパパ
おふたりは
ケンカしたことなどないのではないかと思うほど
とてもとても仲良しでした
そんなことを思うと、辛くて辛くて、
この現実を受け入れることができない・・・
ずっとそんな気持ちでした。
もっとお世話をしてあげれば良かった
早い時期にご飯を作りに行ってあげれば良かった
もう少し動けるようになったらお連れするからと
言っていたびわの葉温灸の先生を
早くに連れて行ってあげれば良かった
食事制限など教えずに、
好きなものを食べさせてあげた方が
良かったのでは？
いろんな後悔・・・
そんな後悔は今となっては、
故人を苦しめるだけだと分かっていても
いろんな後悔がどんどん溢れてくるのです。
彼女の死からちょうど1週間後は、
先月から始めた「たましいの勉強会」の
第二回目の日でした。
一回目に参加していた彼女の姿はなく、
ご主人と二人の子供が参加してくれました。
その日は、先生が「死後の世界」について
ものすごく詳しく話してくださいました。
この先生は、
普段はものすごく固いお仕事をされていますが、
私たちが知りようもない
宇宙のこと
たましいのこと
神様のいる世界
などのことを知っていらっしゃいます。
私はご縁があって、
この方から一度ヒーリングを受けたことがあります。
その時の体感が、もう驚くような体感でした。
なんとなく癒されたとかではなく、
サウナに入ったかのように
全身が汗だくになったのです。
この先生は、
亡くなった友人がこれから向かう世界について
とても詳しくお話してくださいました。
その世界とは、自分の思いが瞬時にして叶ったり
やりたいことを何でも楽しめる
素晴らしい世界だそうです。
そして、
今、現世で、
どのような考えで、
どのような想いを持って生きているのかで、
行く場所が変わるのだそうです。
人のことを思いやって生きてきた人は、
そんな人ばかりが集まる世界へ
自分のことばかり考えてきた人は、
そんな人ばかりが集まる世界へ。
どちらがいいとか悪いとかではなく、
ただ、
そういう仕組みだそうです。
どんな世界へ行きたいか
それを思いながら今を生きていくといいのです。
私は、
人のことを思いやる方がたくさんいる世界へ
行きたいと思いました。
だったら、その様に生きたいなあと。
また、
この世に生きていて大切なことは、
人のため、人のため、人のため・・・
と生きていくことだそうです。
自分を満たそう！
という言葉が流行っていますが、
自分の心の中にあるコップは、
1杯になったら、
すぐにその容量を増やすのだそうです。
そして、大きくなったそのコップが満たされると、
また大きくなる。
キリがないのだそうです。
しかし、
人のため、人のためと思って生きていくことで
満たされたコップは大きくならず、
心はずっと満たされたまま。
心理学者が、
人は結局、他人を喜ばせた時に
一番幸せを感じるようにできている
と言いますが、
これと同じことなのでしょうね。
大切な人の「死」という場面で、
色々なことを考え、
色々なことを学びました。
死ぬことは、決して悪いことではなく、
元いた場所へ帰っていくこと。
永遠に続くたましいを磨くためのこの世での人生。
それは、永遠に続くたましいのほんのひとコマで、
寂しくはあるけれど、
可哀想なことでも、大変なことでもないのだと
教えていただきました。
そして、会いたい人とは必ず会えるということも。
今年に入り、
私の子供たちの友達のお母さんが亡くなったのは、
彼女で三人目。
これは、感情的に、とても辛いことではありますが
故人たちが、
高い高い光の世界へと戻っていけるように、
私たちは、笑顔でいたいと思います。