「ドン・ヘンリー(Don Henley)」の84年11月発表、2nd「ビルディング・ザ・パーフェクト・ビースト(Building the Perfect Beast)」を聴きました。

11年発売の紙ジャケット、04年リマスター。

ドン・ヘンリー2-1
(ジャケット表)
米国初回盤LPを再現。

ドン・ヘンリー2-2
(ジャケット裏)

ドン・ヘンリー2-3

ドン・ヘンリー2-4
(内袋表裏)

ドン・ヘンリー2-5
(帯表裏)

自分が一番洋楽にのめり込んだ、80年代の名作をピックアップして聴いています。
先日のケイト・ブッシュ「愛のかたち(Hounds of Love)」に続いて、第47弾はドン・ヘンリー。

ドン・ヘンリーは、もちろんイーグルスのドラマー。
これは、ヒットしたソロ2作目(全米13位・全英14位)。

実は、このアルバムを聴くのは今回が初めて。DUで状態の良い中古紙ジャケットを見つけたので、購入しました。
何と言っても、豪華なゲストが参加しているのが特徴です。

1曲目「ボーイズ・オブ・サマー(The Boys of Summer)」は、全米5位。トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのマイク・キャンベル(ギター、シンセ、パーカッション)が参加。
2曲目「ユー・キャント・メイク・ラヴ(You Can't Make Love)」は、フリードウッド・マックのリンジー・バッキンガム(ギター、ハーモニー・ボーカル)が参加。
3曲目「マン・ウィズ・ア・ミッション(Man With a Mission)」は、オールド・スタイルのにぎやかなロックン・ロール。チャーリー・セクストン(ギター)とベリンダ・カーライル(ハーモニー・ボーカル)が参加。
4曲目「ユーアー・ノット・ドリンキング・イナフ(You're Not Drinking Enough)」は、哀愁漂うカントリー調の曲。サム・ムーア(ハーモニー・ボーカル)、TOTOのデヴィッド・ペイチ(ピアノ)&スティーヴ・ポーカロ(シンセ)が参加。これは良い曲ですね。
5曲目「ノット・イナフ・ラヴ・イン・ザ・ワールド(Not Enough Love in the World)」は、全米34位。軽やかな曲調のラヴ・バラード。
6曲目「ビルディング・ザ・パーフェクト・ビースト(Building the Perfect Beast)」は、シンセやシーケンサーを使ったモダンなサウンド。パティ・スマイス(ハーモニー・ボーカル)が参加。
7曲目「オール・シー・ウォンツ・トゥ・ドゥ・イズ・ダンス(All She Wants to Do Is Dance)」は、全米9位。当時流行していたダンス・ミュージックを皮肉った歌詞ながら、ダンサブルな曲。
8曲目「マンス・オブ・サンディズ(A Month of Sundays)」は、シングル1曲目のB面で、LPには未収録。良く言えば、一服の清涼感とも言える静かな曲ですが、悪く言えば、アルバムの流れを断ち切っているような違和感が残る曲です。ピアノ・ソロはデヴィッド・ペイチ。
9曲目「サンセット・グリル(Sunset Grill)」は、全米22位。壮大なスケールの曲。
10曲目「ドライヴィン・ウィズ・ユア・アイズ・クローズド(Drivin' With Your Eyes Closed)」は、ちょっとタイトルも危ないですが、「Talk talk,talk and Talk…」としつこく繰り返す女性コーラスがうざい曲。
11曲目「ランド・オブ・ザ・リヴィング(Land of The Living)」は、レゲエっぽいリズム。パティ・スマイス(ハーモニー・ボーカル)が参加。

一部イーグルスを思わせる曲もありますが、ほとんどは80年代のテクノロジーを感じさせる曲が占めます。
まあ、この位大きく別方向に舵を切った方が、中途半端なよりは良いかもしれませんね。

Youtubeで「ボーイズ・オブ・サマー(The Boys of Summer)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。
このPVは、85年MTVビデオ・ミュージック・アワードで最優秀ビデオ賞を受賞。



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