今日は「スティクス(Styx)」の81年発表、10th「パラダイス・シアター (Paradise Theater)」を聴きました。

僕が持っているのは、14年発売の紙ジャケット、最新リマスター。

スティックス10-1
(ジャケット表)
米国オリジナル盤を再現。日本盤LP帯再現。

スティックス10-2
(帯を外したジャケット表)
天地が左右を向いている仕様のため、この写真の上部からCDを出し入れします。

スティックス10-3
(ジャケット裏)

スティックス10-4
(ジャケット内側)

スティックス10-5
(告知ステッカー)

スティクスはアメリカのロック・バンドで、この当時のメンバーはデニス・デ・ヤング(ボーカル&キーボード)、トミー・ショウ(ボーカル&ギター)、ジェイムス・ヤング(ボーカル&ギター)、チャック・パノッツォ(ベース)、ジョン・パノッツォ(ドラムス)の5人組。

このアルバムは、10作目にして初の全米1位に輝いた大ヒット作。
シカゴに実在した劇場の栄枯盛衰をモチーフにした、コンセプト・アルバムです。
スティクスって、例の日本語が入った「ミスター・ロボット(Mr. Roboto)」を当時ラジオで聴いたことしかなく、アルバムを購入してちゃんと聴くのは初めてです。
このバンドも、ボストンやジャーニーのように、アメリカン・プログレにカテゴライズされるのでしょうが、リード・ボーカルとリード・ギターをこなせるメンバーが複数いるのが特長ですね。
曲のヴァラエティが豊富なのも、それに起因していると思います。

2曲目「ロッキン・ザ・パラダイス(Rockin' the Paradise)」は、全米ロック・チャート8位。1曲目「1928年(パラダイス・シアター・オープン)(A.D.1928)」から続き、まさにロック・ショーの幕開けを告げるのにふさわしい高揚感のある曲。リード・ボーカルはデニス・デ・ヤング。
3曲目「時は流れて(Too Much Time on My Hands)」は、全米9位。リード・ボーカルはトミー・ショウ。ちょっと、サビの部分が面白いです。
5曲目「ザ・ベスト・オブ・タイムズ(The Best of Times)」は、全米3位。リード・ボーカルはデニス。再び、1曲目のメロディーが流れ、この曲に続きます。やはり、このアルバムの核となる曲でしょうね。素直に名曲だと思います。
7曲目「愛こそすべて(She Cares)」は、とても爽やかな軽い感じの曲。リード・ボーカルはトミー。
9曲目「ハーフ・ペニー、トゥー・ペニー(Half-Penny,Two-Penny)」は、一番プログレらしさを感じた曲。リード・ボーカル&ギター・ソロはジェイムス・ヤング。10曲目「1958年(パラダイス・シアター・クローズド)(A.D.1958)」へと続いて、エンディングを迎えます。

正直に言って、聴いてびっくりの名作です。捨て曲無しの高レベルな作品ですね。
ちなみに、多分、初めてのリマスターだと思いますが、最近のユニヴァーサルの特徴である音圧を抑えた仕様。
バランス重視でしょうが、すごく音が良いとは言えない所がマイナスだと思います。

Youtubeで「ザ・ベスト・オブ・タイムズ(The Best of Times)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeで見つけた「時は流れて(Too Much Time on My Hands)」のPV映像です。



同じくYoutubeで見つけた「ロッキン・ザ・パラダイス(Rockin' the Paradise)」のライヴ映像です。ライヴでも「1928年(パラダイス・シアター・オープン)(A.D.1928)」から連続して演奏しています。日本武道館来日公演。




パラダイス・シアター (紙ジャケット仕様)/スティクス

¥2,880
Amazon.co.jp