零細企業を経営していて、

振り返ると、

悩むことの大半はお金と、人だったかと思う。


なかでも、

残念ながら、

派遣さんでよかったと思ったタメシはない。


たいていの派遣さんは、

頼んだ仕事しかしないし、

それでも

頼んだことがまっとうにできればまだしも、

時間つぶしをしている人が大半。


ただ会社にいれば「時給いくら」ともらいつけているから、

慣れている人ほどサボり上手だったりする。


そうじゃない人もいるんだろうけれど、

逆に、

働く側になってみれば、

なにをやっても時給が同じなら、

楽チンなほうがいいし、

定時残業なしがいいに決まってる。


それと、

あちこち、

派遣慣れしている人は、

スキルがありそうで、

実はたいしてスキルがなかったりする。

社会的信用もなかなかつくりにくいし、

だから、能力ある派遣さんは社員になりたいと思うのだろうけれど、

そこでやはり社員になれないっていうのは、

会社のほうでもちゃんと査定しているってこともある。


私が知るなかでは、

出世魚のように転職をかまして、

独立起業して

華々しく成功しているベンチャー社長が何人かいるが、

彼らは

あちこち転職しているけれど、

やっぱり派遣さんとは違う。


だからといって派遣さんがいけないというのではなくて、

やはり、

派遣さんのなかにも

いい人もいれば、いいかげんな人もいるし、

優秀な人も、そうでない人もいるってことだ。


ところで、

このほど国会で、

最低労働賃金がどうのこうのと話題になっているけれど、

もらう側の人は

それは多くもらったほうが嬉しいけれど、

中小企業経営者で払う立場としたら、

社員や派遣さんに多く払う分、

受注仕事も2割増しくらいにしろよ、と、

言いたいに違いない。

(少なくとも私はそう思うね)