社長になると、いろいろな経営者の会のお誘いがあるけれど、役にたつものと、たたないもの、交流目的のもの、人脈づくりのもの、と、いろいろ目的に応じて存在すると思えばいい。
東京で起業するメリットといえば、こうしたいろいろな会合が毎日のように各所でなんらかのイベントやセミナーや交流会をやっていて、それに参加することでいっぺんに問題解決する場合もある(し、単なる時間とお金の無駄になることもある)

今日は「東商LADY」という、東京商工会議所女性会が発行している会報が届いた。
創立55周年で、全国で会員数500名というこの会には、リッチな女性経営者が多いが、比例して平均年齢も高く、がしがし仕事をするというよりは「交流を深める」というニュアンスが強いように感じる。

会長の斎藤朝子さんは伊豆の銘旅館を経営していらっしゃる方だし、名誉会長の小泉清子さんは「鈴乃屋」という老舗の呉服屋さんなので、「総会」ともなるとあでやかな着物姿の方も目につく。
斎藤さんや小泉さんに代表されるような、エレガントでリッチな女性のイメージが強い会だけに、会報も「経営」や「ビジネス」に直接関わることよりも「うちのペット」やら「ゴルフ同好会」みたいな内容のほうがウケがよいらしい。
もうちょっと実際的なビジネス寄りの内容なほうがいいんじゃなかろうかと思うが、それは男性たち主導の会でやっていることだから、そっちに行けばいいだけのこと、というすみわけがあるんじゃなかろうか。

女性起業家は都内だけでも約3万人といわれているが、女性の場合は「起業家」といってもひとくくりにはできず、会社の形態も、環境も、働き方も、考え方も、男性以上に多様化している。
シングルマザーや離婚経験者、未亡人を含め「シングル・ウーマン」が圧倒的大多数であることから、「女性経営者」にとっての「配偶者の存在」も、なかなか一筋縄ではくくれないように思う。

男は外に7人の敵がいるというけれど、女の場合は外だけじゃなくて、内にも敵がいることもあって、やっかい。

そういえば、中山恭子さんが内閣官房参与を辞任しちゃいましたね。
ニフティの人気度サーチで見ると、まあまあの好感度な方でしたが、いろいろご苦労があったんでしょうね。
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