去年の秋、10月のある寒い夜にいつものように会食を終えて自宅に帰ると、マンションのフロントから電話がかかってきました。

「先ほどまで記者の方がマンションの前で何時間も藤田さんを待ってましたよ」

(うわ・・・もしかして文春?・・何かやったかな)



 私もヒルズ族と呼ばれ、華やかな交際で世間を賑わせていた時代には、記者に張り込まれた経験は何度かありました。でも、今なぜ?焦って胸をドキドキさせていると、名刺を預かってますと言うので届けてもらうことにしました。

 そこで渡された名刺には、「日経新聞 証券部 下村」と書いてあり、それを見て私はほっと胸を撫で下ろしました。(特にやましいことがある訳ではありません)

 

 決算発表直前だったので、おそらく証券部の若い記者さんが上司から決算予測記事のための取材してこいと無理を言われて張り込んでいたのだろうと想像し、寒いのに可哀想だし私はその名刺に書かれたメールアドレスに「アポなしで取材に来られても、大したニュースはありませんよ」と書いて送ってあげました。

 それから3ヶ月後、来週に決算発表を控えた昨日、日経電子版の「記者の目」というコーナーに下村記者の記事が出ました。

 

サイバー アベマTV、早くも曲がり角
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 よりによって、年末年始で爆発的にAbemaTVが伸びてWAUが514万に達したタイミングです。そのことは年明けすぐプレスリリースでもお知らせしました。

 もちろん今後曲がり角を迎えるタイミングはあるだろうし、メディアの報道も期待過剰な気がしていたので少し叩かれるのも悪くありません。それにしてもタイミングが悪すぎます。
 12月31日のDAUは185万、1月1日、2日は200万を超え、通常の平日に戻った今週もDAUはだいたい1.5倍ペースで推移しています。また、継続率や復帰率など、足元のAbemaTVは各種指標も明るい話題ばかりです。

 この記事も最後まで読めば伸びてると書いてあるのですが、有料会員しか読めません。このタイトルで無料のリード記事部分だけ読んだ人を事実誤認させてしまうということで、広報を通じて下村記者に記事を下ろすように要請しましたが、かないませんでした。

 それでも昨日はほっておいたのですが、少しバズり始めているのでこのブログで否定しておきます。