一昨日「アプリボット」というスマートフォン・アプリの
新会社を設立したことが、ちょっとした話題になりました。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/07/news043.html
(ITメディアの記事)

まだろくに決まってない事業内容に関してではなく、

4月に入社したばかりの新入社員を取締役
抜擢したことが驚かれたのです。

卜部君は京大卒の23歳ですが、

私も起業時は24歳、日高は23歳でした。

だからこの未知なる新しい事業分野で

新人を起用することになんのためらいも

ありませんでした。

実際、ベンチャー投資を検討するような

独立した若い起業家の多くよりも、

元の素養が優れた社員は当社にたくさんいます。
なので反響があって逆に驚きでした。


彼を抜擢したのは内定者時代から積極的に

事業プランコンテストに応募したり、

入社した後も新規事業に意欲的で、

話してみても経営者に向いてるタイプだと

感じたからです。

もちろん、創業時には私もそうでしたが、

今は訳がわからないと思いますが、

必死にがんばって欲しいと思います。


ポジションに奢ることなく、謙虚にがんばれば、

成功したらもちろん得られるものは莫大ですが、

仮に失敗したとしても若くしてキャリアが
手に入ります。

また若い人が活躍すれば、

社内の同世代に奮起を促すだけでなく、

世の中的にも若い世代に自信を与えるでしょう。



一方で、若い人を抜擢したり、同期で差をつけたり

することは陰と陽の側面があり、

社内でも嫉妬したりしらけたりする人が出てきます。
そんなことが理由で辞めてしまう人もいます。

当社は終身雇用も打ち出し、長く働くことを

奨励していますが、それでも、
年功序列や、家族的に差をつけず
横並びの評価をすることで、
優秀な人がやる気を失うことのほうが

デメリットが大きいと捉えています。

そんな風に会社はリスクを負って抜擢しているのです。

これから抜擢されたい人も、
挑戦する機会を得られるかどうかは、

運の側面がも大きく、変化する事業環境や
社内環境のタイミングに左右されますので、

腐らずその時を待って欲しいです。

当社はこれからもできるだけ若者に多くのチャンスを

与える会社であり続けたいと思います。