今朝、自分のtwitterで(http://twitter.com/susumu_fujita )
「先に話しておかないとヘソを曲げるような上役が、
二人もいれば絶望的にスピードダウン」
と書いてたくさんの反響を得ました。
それだけ組織にストレスを感じてる人が多いのだと思います。
その一方、経営者としては常に引き算の重要性を意識すべき
と感じます。
上層部に無駄に人が増えると、
その人の仕事をつくるという変な目的でプロセスが増え、
その人のラインの組織と人が多岐に及べば二乗の勢いで
シンプルな話しも複雑化します。
無駄な稟議が増え、会議も増えます。
会社が小さかった頃は足し算ばかりで拡大してきて
気付かなかったことですが、
一定の規模になってから、言葉は非常に悪いですが、
誰かを外すことで水道管の詰まりが解消されたように、
一気に仕事がスムースに流れることがあります。
なんだそんな簡単なことだったのか、と思いますが、
上層部の人事が絡むだけに、「誰かを外す」ということが
会社組織では意外なほど難しいのだと思います。
「引き算」というと言葉は悪いですが、自分が邪魔になって
いるのにポストに就いているのは精神衛生上もよくないし、
ならばまた新しいポストをゼロから創っていくような仕事に
回ったほうが余程やりがいを感じると思います。
当社はCA8 でも喜んで席を譲る、ポストにしがみつかない
カルチャーを役員自ら率先して浸透させようとしていますが、
将来のサイバー社員たちに負の遺産を残さないためにも、
経営における引き算の重要性を意識していかなければならないと思います。