親ばかのようですが、現在1歳のチルくんは
可愛いい上に、性格もとても良く育ちました。
部屋のあちこちに置いていたトイレも、
今では数を減らし、まずトイレを間違えることはなくなりました。
うちに来た当初(生後2ヶ月)はたびたびトイレを間違えて、
教育方法に頭を抱えていたのですが、その時読んだ犬の本に、
「間違えない環境を作ってあげる」
とありました。
トイレをあちこちに置いておけば、近いので間違えなくなり、
褒めているうちに、やがて覚えて数を減らしていける、
というものです。
これを例に挙げて同じというのものなんなのですが、
マネジメントにおいても、例えば未熟な新人の育成において
「失敗しない環境を作っておく」ことは大切だと思います。
ミスが起こりそうな状況を放置しておいて、何かあった時に
叱って教えるのではなく、うまくいった時に褒めて伸ばすべき
ではないかと思うのです。
わざわざミスしそうな環境を用意して、そこで叱って教える
教育方針の人も見たことがありますが、恨みだけが残ったり、
信頼関係を築くのは難しいと思います。
また、不正防止においても、誘惑に駆られるような環境に
しておかないことが大切です。
例えば会社のお金をだらしなく管理していることが
何度も目に入れば、悪意のある社員でなくても、
誘惑に駆られて間違いを犯してしまうかも知れません。
当社の採用では性格のよさを重視し、
人事制度も性善説を前提とした考え方が浸透しています。
その為に逆に見落としがちではないかと思うのですが、
「間違えない環境を作っておく」ことも意識しておく必要があると思います。