12月31日。本日、大晦日を迎えました。
2008年後半以降は特に景気が悪化し、事業環境は
大変厳しいものに様変わりしました。
経営者の立場でどんな角度から楽観的にみようとも、
2009年もすぐ好転するとは考えづらく、当面は更に
厳しい状況の到来に備えるべきだと思います。
当社にとっても2009年は、真価が問われる年になる
でしょう。
2000年のネットバブル崩壊以降、つぎはぎで作られた
会社のもろさを目の当たりにし、その後着々と築き上げて
きたのは環境が悪化するほど真価を発揮する組織です。
明確なビジョン(21世紀を代表する会社を創る)を掲げ、
大型のM&Aを控え、終身雇用を謳い、新卒採用を重視し、
カルチャー大事にして団結力を強化してきたのは、
不景気こそ底力のある組織を目指してものです。
景気が良い時に勢いに乗るのは、もともと得意なので、
会社は更に進化を遂げているはずです。
来年はその経営判断が正しかったかどうかも、答えが出る年に
なると思います。
でも、景気が厳しい時期は何も悪いことばかりではありません。
救済のような意味合いでの投資案件がさらに増えるでしょう。
滅多にない割安な投資機会が生まれる可能性があります。
競争環境は緩和し、競合の脅威に怯えることなく、腰を据えて
新規事業を育てることができます。
NO1の地位を確立している事業は、当社が厳しいと感じたら
競合はその1.5倍厳しい状況に陥っている可能性が高いです。
厳しい冬の時代を乗り越えれば、組織は一段と強固になり、
成長市場に加えて、残存者利益という大きな伸びしろが享受できる、
春が待っていると思います。
サイバーエージェント社員の皆さん、
2008年もお疲れさまでした。来年も新しい分野を切り拓いている
誇りとベンチャースピリットを忘れずにがんばっていきましょう!
Amebaユーザーの皆様、読者の皆様、
Amebaを応援して頂き、心から感謝しています。
今年も一年ありがとうございました!!