面接で学生に質問したいことを聞くと、
「なんのために仕事をしているんですか?」
「大変な社長業の見返りってなんですか?」
「仕事をしていて嬉しいことってなんですか?」
若い人は皆、仕事をする理由を見つけようとしている
ように見える。
仕事とは何か?
「この国を変えたい」
そんな志で選挙に立候補する政治家。
「横浜アリーナを満員にしたい」
そんな夢を持って練習するミュージシャン。
それと同じように会社経営者も、
「理想の会社を創り上げたい」
「この事業を大きく育てたい」
そんな「志」を持って仕事をはじめます。
でも、仕事をしていくうちに絡んでくる本来の目的とは
全く別の金、名誉、権力。
そんな関係の無いものに目が奪われて間違えます。
また、そんな関係の無いもので足を引っ張られます。
「渋谷ではたらく社長の告白」にも書いたけど、28歳のとき、
なんのための仕事なのか解らなくなったことがありました。
私が仕事をする目的は、ただひとつ。
「21世紀を代表する会社を創ること」
最初から金や名誉が目的だったら、もう十分。辞めてます。
今月発売されて何度も繰り返し見ているDVD。
オジロザウルスの去年発売された名盤「Rhyme&Bluce
」。
そのライブDVD
。
超満員のステージにマイクを持ってひとり立ち、
声を張り上げラップするMACCHO。
このアルバムの歌詞の中から抜粋。
Dear My Son
生きてくはお前の感性
Time Is Money 時は常に冷静
お前がお前であって富や名声
自分見失っちゃ何もそこにねぇぜ
そこには何も無い。
先日、シュガーヒルの収録でMACCHOに
ライブDVDが良かったことを伝えたら、
「ブルーハーツにも負けられないんで」
と答えていた。
3年前に一度事故で死にかけたMACCHO。
会社を設立したときに何度も聞いて、元気づけられた、
「命のメロディー~遠い記憶
」では、
(子供の頃夢見てた大人はもっと大型で凄いやつ)
と歌ってた。
10年前と変わらぬ、一途なまっすぐなラッパーの姿勢に
また勇気付けられました。
本日、3月18日はサイバーエージェントの創立記念日。
1998年に起業してから丸9年経ちました。
後に続く起業家を萎縮させないように、
日本社会をもっと元気づけられるように。
設立記念日に、また心を新たにします。