我らが東京ヴェルディの第2戦。
今日はアウェイだったので、自宅のスカパーで観戦しました。
危なげなく3-1で愛媛FCに勝利し開幕2連勝。
前の水曜日のラモス監督との会食。
昨年、Jリーグの新人監督として就任し、2年目。
着実に名将への道を歩み始めていると私は思ってます。
成績が良いと崇められ、悪いとボロカスに言われる。
毀誉褒貶の激しい監督業。
そういう意味では上場企業社長も似ているけど、
それよりも更に大変だろう。
無難な目標を掲げ、言葉を選びたくなる気持ちも解る。
しかし監督は、J2優勝より先の栄光を視野に入れている。
また自身の監督としてのキャリアも、Jリーグ監督で
終わるつもりはないようだ。
高い志。
しかし。
話をしていて印象的だった言葉は、
「自分のキャリアに傷が付くとか、名将と呼ばれるとか、どうでもいい。
オレはただただ純粋にヴェルディを愛してるんだ」
献身的なチーム愛。それはリーダーの重要な資質。
ヴェルディは今季、補強に大成功している。
しかしながら予算を絞り込んでいる最中、決して破格の
移籍金オファーを出した訳ではない。
ほとんどの選手をラモス監督が直接くどき、移籍を決めた。
その選手たちが口を揃えて、
「ヴェルディに恩返しをしたい」
「J1復帰の力になりたい」
そう言って移籍を決心してくれている。金ではない。
気持ちが伝わっているのだ。
監督を中心にチーム愛で団結したチームに、寄せ集めの
チームではなかなか勝てないだろう。
高い志を持ちながらも、自らの属する組織に献身的。
高い志を持つ人は魅力的であり、人は惹かれる。
でも、自分のキャリアを優先するリーダーに人はついてこない。
それは会社組織におけるリーダーの能力・資質にも、
まったく同じことが言えると思います。