週末行ってきた役員合宿。
現在８名の経営チームは、サイバーエージェントの歴史の中でも
一番良い状態にあると思います。
チームバランスも悪くなく、全員３０代になり日々力量を上げてきている。
また皆仲がよく、雰囲気もいい。
明日から宮崎で開かれる、ＩＴ業界のキーマンが集まる
New Industry Leaders Summit 2006 Fall。
http://venturecapital.typepad.jp/blog/2006/11/nils2006fall__73d8.html
（概要↑）
IT業界のキーマン以外は参加もできないこのイベントに、私のほか、
モバイル業界で経験豊富な専務の外川。
投資育成事業を担当する専務の西條。
ＥＣナビの社長を兼任し豊富な人脈を持つ宇佐美。
・・と、当社役員会から４名がゲストスピーカーとして招待されています。
他にもそれぞれの担当分野に精通する役員が揃う当社の取締役会は、
ネット業界の最新情報を得るには貴重な場になってます。
役員がそれぞれ経験を積み、実力が伯仲してきた今、
「意思統一」には細心の注意を払わなければいけない。
以前、日経アソシエの連載で書いて、評判が良かったと
フィードバックをもらった「ドリームチームが負ける理由」。
デキル人ばかりが集まったドリームチームが負ける理由は、
目標を握れなくなることにあると思います。
各人の豊富な選択肢があるが故、方針が絞りこめない。
それぞれのプライドと目標があり、一致団結が難しくなる。
チームの目標や方針と違うベクトルで能力を発揮することは、
逆に足を引っ張ることになる。
つまり、能力が高いことがむしろマイナスに作用しやすいのです。
また他のできる人がいることによる安心感で危機感が薄れ、
知らず知らずのうちに他者に依存します。緊張感もなくなります。
いまの我々の役員チームに必要なのは、トップである私がしっかりと
リーダーとしての役割を果たすこと。
日常的にコミュニケーションを絶やさず、相互理解を深めること。
そういう意味でも、会議だけでなく寝食をともにし酒を飲み語り合う
３ヶ月に一度の役員合宿はとても貴重な場になっています。
・・・・。
とはいっても、社内ばっかりでは偏ってしまう。
明日から宮崎でネット業界のキーマンの皆様と交流を深めてまいります。