日曜日。


今日はお酒も抜いて、秋の夜長にブログ更新します。




最近役員会での流行っている言葉。


「この事業のセンターピンはさぁ・・・」



センターピンとはボーリングの中央のピンのこと。


センターピンに当たらなければ、ストライクを取ることは

できない。

逆にセンターピンに当たれば、ほかのピンはパタパタ倒れる

可能性が高い。



つまり、本質的にもっとも重要なポイントを指す。


グッドウィルの折口会長の著書の中に出てきて、

なぜか当社で流行ってます。


折口 雅博
「プロ経営者」の条件





センターピンを見抜く能力を持っている人を、ビジネスでは、

頭のいいやつ”とか”優秀なやつ”という。

学校でテストの点数が良いのとは似て非なるものである。




つまり、物事の本質を見抜く能力。


それではこの能力は、先天的なものだろうか?




私は最近、それは違うと思いました。


私の仮説を聞いてください。





受験勉強を一生懸命すれば成績が上がって、

頭がいいと言われるのと同様、ビジネスにおける

頭のよさも努力次第ではないだろうか。



おちまさとさんは、「企画とは”記憶の複合”である」と

よく言っている。



ビジネスにおける本質を見抜く能力、企画力、アイデア、

先見力、そのすべては過去の記憶から呼び起こされている



つまり、記憶のストックが多いことが重要ということになる。



過去の記憶のストックから引き出して、その事業の本質を見抜く。


新しい企画を生み出す。


現状を打破する方法を考える。





それではビジネスに有益な記憶をたくさんストックする方法
何があるだろうか?


一番は、できるだけたくさんの経験を積むこと



当社も若手社員からたくさん事業アイデアを募るが、実は

大半ろくなものがない。


逆に経験豊富な人材が考えた事業アイデアは質が高い。


マンネリ化している会社では、たまにはフレッシュな人が考えた

斬新なアイデアは有用なこともあるかも知れないが、本来は、

やはり経験豊富な人が考え出すアイデアのほうが圧倒的に有用だ。



だとすると、若い人はたくさん経験を積める環境に身を置いておかなければ

ビジネス上の”頭のいいやつ”になれない可能性がある






次に、たくさんの情報をキャッチすること



人から話を聞き、新聞を読み、雑誌を見て、テレビを見て、インターネットを

見て、本を読んで、他社のビジネスモデルを学んで・・

仕事に有益な情報を得られるなら、遊んでいても構わないと思う。


学校の勉強のように真面目であればいいとは限らない。


ビジネスマンは常に新しい情報にアンテナを貼り、
有用な情報に貪欲でなければ
ならない






でも、最後はやはり自分の頭で考え抜く。


記憶のストックをそのまま真似ているのではだめ


でも本質が見抜けるものも、オリジナルのアイデアが浮かぶのも、

すべては”記憶のストック”があるからだ。





ま、記憶のストックが多い人がビジネス上の頭のいいやつになりやすい

というのは私の仮説なので。



正しいかどうか解りませんけどね。