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スリランカ最終日 最終回

kimiです。

長く続いたスリランカ旅行記もラストです。
どうぞ!

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(写真 "空港でガンガ、コニタン似とお別れ")

飯を食ってから、一路空港を目指しました。ヒッカドゥワから空港までおよそ3時間くらいです。
空港のそばに行くと、自動小銃をもった兵隊がいたるところにいます。こういう光景を見ると、
内戦国だという実感がわいてきます。空港に向かう途中で何度か兵隊による検問もありました。
「日本人旅行者を空港に送るところ」とガンガがいうとあっさり通してくれます。
どうやら日本人は安全な人種だと思われているようです。到着するとガンガとコニタン似とお別れです。

ガンガ「日本についたら安くていいからダイバーウォッチを送ってくれないか?」
日本人「OK!わかったよ」
コニタン似「じゃあ俺は日本の女の子を送ってくれ!」
日本人「あんたもすきね・・」
再会を誓ってさよならしまた。また会いたい男である。

空港の中での出来事です。空港内の出国審査の時に、その審査員と普通に世間話をしてしまいました。普通出国審査員って
かなりそっけないですよね。ここの人は「おめーさんたちどっから来たのけ? スリランカは楽しかったか?」見たいに
話し掛けてきました。凄い国民性です。

それからフライトまで時間があったのでしばしみやげ物屋を見物です。
どこ行っても店員は暇そうにしています。

とあるお店で暇人店員と長話をしてしまいました。それも相当くだらない話です。
ここでも「フッカムダ!フッカムダ!」と連発したら大うけでした。

それから腹減ったので喫茶店に行きました。注文をする時に、自称シンハラ語マスターのキミが
知っている限りのシンハラ語で店員に話し掛けました。
すると驚いた店員は「おーい!みんなこの日本人シンハラ語話せるぞ!」見たいな感じで2,3人呼んできました。
そしたら寄ってたかってあーだこーだ話し掛けられてしまうキミ。

スリランカン「ごんじゃば べんたら はじゃばーべ」
ちょっとひるむキミ。しかしたぶん"お前シンハラ語話せるのか?"と言っているんだろうと勝負をかけて
「ティカ(ちょっと)」と言いました。

そしたらまたしてもスリランカンびっくりしてるんです。
どうやら当たっていたみたいです。次にまた「ぼんだら びんだら おもしろびん だばー」見たいに言われたので、
今度は"どのくらい勉強したのか?"と言ってるんだろうと勝負をかけて「9日間」と答えました。
そしたらまたしてもビンゴだったようです。そこでボロが出る前にそいつらの前から離れました。

そして飯食ってから、ロビーでマッタリしていました。キミはスリランカンドラムを買おうかどうか悩んでいました。
するとさっきのみやげ物やの店員がやってきました。

店員「へい!調子はどうだい?」
キミ「今、スリランカンドラムを買おうか悩んでいるんだよ。」
店員「それ、いくらするんだい?」
キミ「22$でちょっとたかいんだよなー」
店員「いくらなら買う?」
キミ「15$くらいなら・・・」
店員「わかった。ちょっと待ってな」

といってその場からいなくなりました。しばらくするとフラフラと戻ってきて僕の足元に6ドルを落としていきました。

店員「ごめん!7ドルは無かった・・6ドルで足りるか?」
キミ「うん、足りるよ・・でもなんで?・・理由がわからないよ・・・」
店員「I respect Japanese.」

ちょっと感激しましたねこれには。リスペクトなんてなかなか言えませんよね。
スリランカの人々は親日家が多いいようです。過去の歴史がらみです。
日本人のぼくらはそういった認識全くありませんでした。
スリランカではウィッキーさんより、ヒロヒト天皇の方がメジャーです。

そんなことがあってフライトの時間が迫ってきました。搭乗ゲートをくぐり、待合室にいくと、わんさか日本人がいます。
「えっ!?こんなにいたの?全然日本人見なかったのに・・」とおもいきや、モルジブに行った人が経由のためにいるだけでした。

その人たちと僕等は明らかに外見が違っていました。僕等は普通に汚いです。10日間同じ服です。臭いです。
モルジブに行った人はとても小奇麗です。軽く変な目で見られたような気もします。でも、この時密かに思いましたね。

「きっと俺等の方が、超有意義で、超いい出会いをして、危ない目にもあったけど、超いい旅ができたな」と。

(スリランカ 旅行記 完)

スリランカ最終日 前編

kimiです。

いよいよ最終日です!

どうぞ!



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(写真 左上"ヒッカドゥワの夕日" 右上"昨日のガンガ家の食事。やはりカレー"
左下"ゲストハウスの食事。これもカレー" 右下"出発の朝、従業員と")


今日は帰国の日。
朝、8時に昨日のガンガ親戚がウニを持ってくるというので、砂浜にでてウニを待っていた。
するとニコニコしながら親戚君がやってきてウニをバケツいっぱいにして持ってきた。

朝6時から潜って採ってくれたようだ。早速そのばでパカパカ開いて食べた。
しかし、身がほとんど無い・・・というかあまり美味くない・・。しかし、親戚は
「どうだ?うまいか?」というような目で見るので、「Good!Good!」と言わざるをえなかった。
本当に微妙な味がした。ウニバケツいっぱいで1000円。確かに安いが、美味くない・・。最後の最後でえらいものを食べた。

ここのビーチは歩いていると、木で作った船の模型を売りに来る人がいる。300円でかなりいい出来の船だ。
A氏は最後まで買おうか悩んでいたがとうとう買わなかった。今思えば本当に買えばよかった気がする・・
だってぶっちゃけ300円です。この時は金銭感覚が麻痺していたので、えらく高く感じてしまったのだ。

ウニ食ってから出発までやや時間があったので、AMG、キミは海にラスト泳ぎに出た。5,6人の若者スリランカ人に
現地語で話し掛けると、すぐに仲良くなった。そこで、おそらくリーダーであろう奴に、
キミ「おい!水泳競争しようぜ!」と戦いを申し込んだら、
スリラン「望むところダイ!」みたいになり、競争しました。
キミは元水泳部なので圧勝。スリランカ人に勝ったぜ!と意気揚揚のキミ。

するとスリランカリーダー、今度は逆立ち勝負だ!

とか言ってきて、逆立ちしだした。ていうかキミ逆立ちなんてできない・・・よっぽどこいつ悔しかったのだろう。
自分の得意種目にもっていきやがった・・。

そんなことをしてから再びゲストハウスに戻った。空港までガンガがタクシーしてくれるので、荷造りをして、
ゲストハウス従業員に別れをつげた。ここでも「ほんとお前等みたいなアホな日本人は初めてだ。またこいよ!」と
温かく見送ってくれた。僕はここの従業員が好きです。

車に乗り込むとガンガともう一人、コニタン似がいます。スリランカの特徴で、運転手のほかに助手が必ずついてくるみたいです。
そして出発。しばらく走ってから、飯を食うことにしました。ファーストフードチックなところです。
店員はスリランカギャル多し。すると、ガンガが
「へい!キミ。かわいい子はいるかい?」
キミ「みんないいな。へへへ」
ガンガ「あの娘がお前の方をみているから例の奴いってみろ」
キミ「わかったぜ! へい!ナンギー マン オヤーダ ティカ アーデレィ!」
店員ギャル「ぽっ!」

とてもてれていました。

それからお店をでたのですが、コニタン似が
「あの娘のこと気に入ったなら、住所聞いてこいよ! なんなら俺が間に入ってやろうか?」
キミ「へ?・・おれ、今日日本に帰るんだよ・・」
なんかよくわからんが遠距離恋愛かなにかさせたいみたい。そんなことは無理なので、
「なにいってるんだいコニタン似!さあいこうぜ!」といって再出発しました。

ちなみにここのお店、ファーストフードで謎のパンがいっぱいあるのですが、やはり全て辛かった・・・・。

 ちなみに昨日2002年12月12日にガンガからメールが届いていました。内容は「仕事超暇だ!」みたいなかんじです。

(最終日 後編に続く)

スリランカ8日目 後編

kimiです。

スリランカ8日目後編です。
どうぞ!

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(写真 左上"サイクリング中。横で走ってるのはトゥクトゥク" 右上"日本では貴重なXL"
 左下"AMGになついた子供たち" 右下"ガンガ家にて、ガンガ&ワイフと")

ヒッカドゥワの街をチャリンコで回ることにした。船乗りガンガにチャリンコを手配してもらって街をサイクリングです。
天気もいいので相当気持ちよいです。明日帰国の日なのでお土産を買う事にしました。
文房具やみたいなところで、理科の教科書とか絵本とかステッカー等を購入。さらには洋服屋でまたしても
クリケットユニホームを購入。あとスリランカとかかれた帽子も購入です。

そして再びチャリンコにまたがり出発。そしたらHRGのチャリンコのチェーンがはずれてしまった。
3人で苦労して直してたら、スリランカンが3人くらい寄ってきて「おれに、まかせろ」と、
手を真っ黒にしながら手伝ってくれた。それから僕等はお寺にいこうとしたが、一人のスリランカンが
「案内してやる」といってついてくる。断ったのだがついてくる。お寺につくとそいつがずっと仏陀についてしゃべる。
「ガイド料はらわないよ」といったら、「ただ英語を勉強したいだけだからお金はいらない」という。
そんなわけでその人の説明をキミ、HRGできいていたが、AMGは子供になつかれて説明は聞かずにずっと子供と遊んでいた。
ちなみにここの境内も土禁だった。

一通り寺の中を見終わってから、案内してくれた人に御礼をいってお寺を後にした。街をチャリンコで走って思ったのだが、
日本のバイクをたくさん見る。日本では貴重な骨董バイクがピカピカな状態で走っていた。
それから民芸品屋で買い物をしてから、ゲストハウスに戻った。しばらく部屋でマッタリ。
しばらくするとAMG,HRGは寝そうな勢いだったので、目のさえてるキミは食堂に下りていった。

すると、船乗りガンガがいた。一緒にテーブルに座ってシンハラ語を教えてもらったり、いろいろお話をした。
そしたら何故か意気投合。したら
ガンガ「おれんちに晩飯食いにこねーか?」
キミ「ま、まじげん?」
ガンガ「おれのワイフのお手製料理だぜ!」
キミ「行きたい行きたい。」
ガンガ「それから9時からディスコにいかね-か?」
キミ「おう!いいねー。」
というやり取りがあり、夜待ち合わせをして3人ガンガ家にいった。

中にはいるや、ワイフと子供が出迎えてくれた。とりあえずビールで乾杯。そのあとスリランカの酒アラッカを
サイダーでわってじゃぶじゃぶ飲んだ。ガンガ家ではかべにトカゲがはうのはあたりまえ。ガンガは全然気にしません。

しかし、ここで疑問。料理がでない・・・あるのは揚げた煎餅のみ。その状態で2時間くらい飲んだものだから酔いも早い。
ガンガ「おれは、うちのゲストハウスのオーナー嫌い!あいついつも仕事、仕事といってる。おれはこういう楽しい
ひと時の方がだいすきだー!!」といってた。

本当に明るくていい奴だ。
キミ「そういえばディスコに行くとか言ってなかった?」
ガンガ「そんなんもう面倒くさい!この家がディスコじゃー!」
といって家のステレオをがんがん鳴らしだして、踊りだした。もうわけがわからん。
そして笑ったのがこのガンガ、笑いのつぼに入ると、わき腹がつるみたい。たびたび笑いながら「いたたたた!!」と言っていた。
ワイフはずっと笑顔だ。

するとどこからともなくガンガの親戚までもがやってきた。もうぐちゃぐちゃである。そしたらその親戚が言う、

親戚「おまえらウニすきか?」
一同「ウニすきだぜよ!」
親戚「そしたらよ、あしたの朝採ってきてやっからよ、朝楽しみにしとけよ。」

どうやら日本人はウニが好きだとしっているようだ。それから時間も忘れて宴は続いた。

が、ふと時計を見ると、すでにゲストハウスの門限時間をすぎている・・。
ガンガ「やば!明日オーナーに怒られちゃう! へいワイフ! 早いとこカレーを出してやってくれ!」
やっとのことカレーがでてきた。

もう酔っ払っているから味もなんだかわからん。ガンガはいっぱい食え!と言ってくれる。
残すのは悪いので気合で全部くった。ガンガ一家に御礼を言って、いそいでゲストハウスに戻りました。

門番を叩き起こして部屋に戻りました。本当にいい思い出ができた夜でした。
(8日目完 最終日に続く)