★けいしょう 【形勝】
(1)風景のすぐれていること。また、その土地。景勝。
「―の地」
(2)陣をしいたり敵を防いだりするのに適している地勢。要害。
「砲隊が―の地を占めて陣地を布いて居る/吾輩は猫である(漱石)」
********
・けいしょう 【形象】
(1)かたち。外に表れているすがた。
(2)〔哲〕 観照を介して我々の心に成り立つ事物の像。イメージ。
********
・けいしょう 【▼勁松】
寒さに強い松。貞臣のたとえ。
********
・けいしょう 【▼勁▼捷】
(名・形動)[文]ナリ
強くすばやい・こと(さま)。
「剽疾(ひようしつ)―なるは洵(まこと)に驚くべし/日乗(荷風)」
********
・けいしょう 【▼桂▼漿】
彫漆(ちようしつ)の一種。表面は黒漆、地は黄漆で彫り目に赤い筋が一、二本あるもの。
********
・けいしょう 【▼珪▼璋/▼圭▼璋】
礼式に用いる玉。
********
・けいしょう 【▼卿相】
天子をたすけて政治をとる人々。公卿(くぎよう)。
「臣下―、おほく罪科に行ひ/曾我 2」
********
・けいしょう 【敬承】
(名)スル
つつしんでうけたまわること。拝承。
「天下一般太政を―せしめ/新聞雑誌 21」
********
・けいしょう 【敬称】
(1)人名や官職名の下に付けて、その人への敬意を表す語。「様」「さん」「くん」「殿」などの類。
(2)相手または相手方の事物について敬意を表す言い方。「貴社」「高著」の類。
********
・けいしょう 【景勝】
景色のすぐれていること。また、その土地。
「天下の―地」

★「形象」に似た言葉» 形
★かた 【形/型】
(1)外見に現れたかたち。かっこう。《形》
「髪の―を整える」「―がくずれる」
(2)相対的な特性によって区別される性質や形態。タイプ。《型》
「新しい―の車」「―によって分類する」
(3)同種類の物を幾つも作る時、基にする枠や紙。ひながた・鋳型・型紙など。《型》
「石膏(せつこう)を―に入れる」「―を取る」
(4)スポーツ・芸道などで規範とされる一定の体勢や動作。フォーム。
「柔道の―」「―が決まる」
(5)習慣で決まっている形式。しきたり。慣例。《型》
「―を破る」「―のとおりに行う」
(6)借金が返せない時の保証として相手に渡す約束をした物。抵当。担保。《形》
「土地を―に借金する」「借金の―に家屋を取る」
(7)前に物事のあったことを示すしるし。あとかた。形跡。
「所せく集ひし馬・車の―もなく/源氏(須磨)」
(8)絵図。
「―にかきても見まうきさましたり/源氏(末摘花)」
(9)模様。
「着る物の―にてばし侍るか/仮名草子・伊曾保物語」
(10)うらないの結果。うらかた。
「告(の)らぬ妹が名―に出でむかも/万葉 3488」
(11)銭の文字のある方の面。銭の表。
⇔縵面(なめ)
[物類称呼]
(12)(「がた」の形で)
(ア)名詞の下に付いて、ある物に似たかたちをしていることを表す。《形》
「扇―」「ピラミッド―」
(イ)名詞や形容詞の語幹の下に付いて、ある性質・形式をもつことを表す。《型》
「 A ―の血液」「冬―の気圧配置」「ハムレット―」「うるさ―」
» (成句)形に嵌まる
» (成句)形に嵌める
» (成句)形の如く
********
・がた 【形/型】
⇒かた(形・型)(12)
********
・かたち 【形】
(1)視覚や触覚によってとらえられる、物や人の外見的な姿。恰好(かつこう)。外形。
「髪の―を整える」「―のよい人」「はっきりした―をとる」
(2)内容や実質と対比される一定の外見的な姿。形式。
「―にとらわれる」
(3)実際とは違う表向きの様式・形式。恰好。
「ふと立ち寄ったという―にする」「解雇のところを依願退職という―にする」
(4)顔だち。容色。
「みめ―」「かぐや姫―の世に似ずめでたきこと/竹取」
(5)あとかた。跡。
「影も―もない」「色々にみだれ咲きたりし花の―もなく散りたるに/枕草子 67」
(6)からだ。肉体。
「弥陀如来…丈六八尺の御―にて/平家 10」
〔(4)などは「容」「貌」とも書く〕
» (成句)形あり
» (成句)形が付く
» (成句)形変わる
» (成句)形に影の添う如し
» (成句)形を改める
» (成句)形を正す
********
・なり 【▽形/▽態】
〔「成り」と同源〕
(1)物の形。特に人の体の格好。
「―は大きいがまだ子供だ」「その山は…―は塩尻のやうになむありける/伊勢 9」
(2)服装。また、髪形・服装などを含めた、人の姿。身なり。
「南極にでも行くような―でやって来た」「派手な―」
(3)様子。状態。ありさま。
「あそこも爰にも物を談合する―が有たぞ/蒙求抄 2」「二貫目借りた内からする―をして太い事をいふてありかす/浮世草子・禁短気」
(4)名詞・活用語の連体形の下に付いて、それによって制約・決定された状態、それ相応の状態などの意を表す。
「道―に行く」「彼には彼―の意地がある」「山―」「弓―」「人の言う―になる」「短い―にまとまった作品」「背が高ければ高い―の悩みがある」

★かた 北海道方言辞書
かた△【型・形】 [名] (果物・野菜に付いた)傷・凹み。部分的な変色。「かたが付いてるけど味はなんでもない。」 →かたつく

★形 隠語大辞典
読み方:かた
1.人相。〔第二類 人物風俗〕
2.人相を云ふ。
3.人相。〔掏摸〕
分類 掏摸


★形 ウィキペディア http://p.tl/xLBx
・形(かたち) - 形態、形状など、ものを構成する様子のこと。 →形態
・外観、外見 - 上記に対して、見た目だけを表す。 →外観
・形(かた)、担保 - 商談などにおいて、証拠として残すしるし。担保、質草、抵当など。 →担保
・形(かたち) - 菊池寛作の短編小説。→菊池寛
・形(かた)-剣道、居合道、柔道、空手道などの武道において演武や形稽古に用いられる。→形稽古、日本剣道形、全日本剣道連盟居合、全日本居合道連盟刀法、柔道形、空手の型一覧
・関連項目
・型
・タイプ
・形稽古