和製英語
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E8%A3%BD%E8%8B%B1%E8%AA%9E
日本で作られた英語風の日本語語彙のことである[1]英語圏では別の言い方をするため、全く意味が通じない、もしくは別の意味でとらえられてしまう場合がある。

定義・外延は人によって異なる。狭い解釈では外来語を使った造語を指し、「フォアボール」「ベースアップ」「レベルダウン」「ファンタジック」のようなものを指す[2]。これらは英語ではそれぞれ「base on ballsベース・オン・ボールド」「pay raiseペイ・レイズ」「level decreaseレヴェル・ディクリース」「fantasticファンタスティック」という[3]。次に既存の語形を省略して作ったものを含めることもある。「ワープロ (word processorワード・プロセッサー)」「パソコン (personal computerパーソナル・コンピューター)」「エンゲージリング (engagement ringエンゲージメント・リング)」 のようなものである。広い解釈では、形はほぼ同じものが英語にあっても、意味が英語と明らかに異なるものを含めることがある。これは和製であってたまたま 同語形が英語にある場合もあるが、日本で意味変化しただけであって語形そのものは和製ではないものも含まれる。例えば「デッドヒート」(dead heatデッド・ヒート)の英語の意味は「同着、単独の勝者のいないこと」をいうが、日本語における外来語としては「激しい競り合い」の意味である[2]。ほかに「デッドボール」「ムーディ」「フェミニスト」などがある。更に緩い定義では「日常会話の中でごくふつうに、そして自然に使われている「カタカナ英語」」[4]というものもある。

まれに、日本語文脈中のカタカナ語彙のほかに、英語表現について言われることもある[5]。例えば「Please be careful to steps.プリーズ・ビー・ケアフル・トゥー・ステップス」(英語圏では Watch your step.ワッチ・ユア・ステップ)「Care your hand.ケア・ユア・ハンド」(同 Keep hands free of door.キープ・ハンズ・フリー・オブ・ドア)のようなものである。

意味が日本特有であれば和製英語であると認定するならば、英語の意味からどの程度異なっていれば認定してよいかは難しい問題である[2]。小規模な意味のずれはほぼ全ての外来語に見られ[2]、外来語の意味が原語と異なるのは必然[6]だからである。

また日本製であることを証明するのは非常に難しい。例えば「ナイター」は和製英語として非常に有名である[7]が、AP通信の電文に用いられていたとする説もあり[8]、また野球解説者である伊東一雄も米国の野球関係者の間で使われていたとする


問題

和製漢語造語力については肯定的に語られることが多いが、和製英語の場合は否定的に語られることが多い。和製英語は無学に由来する外国語の誤用・濫用であって、本来あるべきでない病理的現象であるとの見方がある[10]。しかし、和製英語は英語語彙ではなく、日本語の語彙である。従って英語と語形や意味が異なっているのは不思議なことではなく、またそれを組み合わせて新しく造語することは人間の言語創造力として当然のことであり、外国人にはわからなくてもよいという考え方もある[6][10]。しかし英作文の際にも、英語とは違うことを知らずに使用してしまうために問題となる。また反対に、日本語文脈で使われていた「誤った」外来語に対し、原語の語形・意味に回帰しようという圧力が働き、その結果、既存の語形・意味と衝突して混乱を生じることがある


海外では通じないまぎらわしい和製英語

http://matome.naver.jp/odai/2132989229385748301
更新日: 2016年05月31日

和製英語(わせいえいご)とは、日本で作られた英語風の日本語語彙のことである。英語圏では通じないものを指すことが多い。

<はじめに>

英語だと思い込んでた言葉が、実は日本で生まれた英語っぽい言葉、いわゆる和製英語だった。
これって実際海外に行ったり、外国人と会話しない限り、気づかなかったりするんですよね。
僕も始めて海外に行った時、(ホテルの)フロントという一見難なく通じそうな単語が通じず苦労した経験があります。
どれだけ舌を巻こうが、アクセントを変えようが通じないわけですよね。
彼らからしたら聞いたこともない真新しい言葉なわけですから。
そんな苦い経験もあり、英語だと思われがちな和製英語の代表例と、ちょっとしたうんちくにもなりそうなものをいくつか挙げてみました。
これから海外旅行や留学、出張などに行かれる方はよかったら参考になさってください。

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<和製英語>

OL、サラリーマン

OL(office lady)という言い方は日本独自のもので、英語圏では一般的な社会人は男女問わずoffice workerといいます。
サラリーマンはsalary(給料)とman(男)をつなげて作られた和製英語です。

フリーター、アルバイト、パート

part time(一部の時間)働くという意味合いから、総じてこう呼びます。
ちなみにアルバイトという言葉はドイツ語arbeitからきてるそうです。

ノートパソコン

単にラップトップだけでも充分通じます。
lapは「膝(ひざ)から腿(もも)の付け根部分」をさし、topなので「~の上に」を表しています。
ノートパソコンの使っているさまを、そのまま表現しているわけですね。

ブラインドタッチ

英語のブラインド(blind)「見えない、盲目な」という意味合いが転じたものに、タッチ(touch)「打つ」が付けて作られた和製英語です。
最近ではブラインドという言葉が差別的なことを連想させるということから、タッチタイピングという言い方のほうが広まりつつあるようです。

フロント

稀にfront desk(フロント デスク)という言い方もしますが、ホテルや病院など日本語で受付とされるものは、一般的にレセプションといいます。

クレーム

英語のクレーム(claim)は「主張や要求」という意味なので、僕らが使っている意味合いとはややニュアンスが違いますね。

コンセント

英語のコンセント(consent)には「一致や同意」という意味がありますが、あまり関係がないようです。
伝わりづらい場合は前にwall(ウォール)をつけて、wall outletなどとしてあげると、確実に通じます。

ガソリンスタンド

スタンドは「売る店」という意味を持っています。
そこから「ガソリンを売る店」=ガソリンスタンドという和製英語が生まれました。

オーダーメイド

オーダーメイドは、order(注文)とmade(作られた)をつなげて作られた和製英語です。
昔は洋服に対して主に使われていたそうですが、今は比較的何にでも使われているようです。

チャック

チャックというのは日本のメーカーの商標名です。
日本語で言うファスナーもジッパーになります。
某ファッション雑誌でも有名ですよね。

キーホルダー

旅行お土産の定番ですが、海外でキーホルダー(key holder)と言ってしまうと、鍵を入れる入れ物と解釈されてしまいます。

ダンボール

ダンボール箱と言う時は、boxをつけてcardboard boxといいます。
海外でも引越しは基本ダンボールなので、覚えておくと便利