皆さん、こんばんわ。
東日本大震災では、たくさんの方々から励ましのお言葉をいただき
心から感謝しております。
3月11日(金)午後2時46分、私は宮城県石巻市におりました。
たいへんな揺れで、立っていられない状態でした。
長い揺れが収まり、私はとっさに「津波が来る!」と感じ
急いで駐車場にとめてあった車を出して、高台に逃げようとしました。
しかし、すでにたくさんの車で渋滞が発生しており
なかなか進まず、イライラしながら信号待ちをしていました。
地震発生から、おそらく15分くらい過ぎていたと思います。
信号が青に変わり、前の車に引きずられるように後を追いかけて
気が付いたら、「日本製紙」の工場脇の道路を走っていました。
前方を見ると約1㎞先に、真黒な津波らしきものが見えました。
その高さは、10メートルはあったと思います。
私は躊躇なく車をUターンさせ、アクセルペダルを目一杯踏み込んで
「ヤバイ!早く!早く!」と叫びながら車を飛ばしていました。
途中、工場構内の踏切を通過するときには、かなり深い海水の中を走り
止まったら最後と決死の覚悟でした。
幸い、エンジンは止まらず走ってくれたので救われました。
右側に高台(日和山)が見え、ハンドルを切り高台に進路を変更して
登り、ルームミラーで後方を確認したら、津波ががれきや車を押し流しながら
通り過ぎて行きました。
間一髪!救われました。
カラダがガタガタ震えてとまりませんでした。
自然に涙が流れてきて、一人声を出して泣いていました。
大勢の方が大津波の犠牲になり、命を落としました。
地震は怖いものです。
津波はもっと怖いものです。
自然の猛威を体験しました。
神様が救ってくれた命を大切にします。
続く・・・