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「私は５の指が弱くて」とか、
「４の指がうまく動かなくて」などと
気にされる方がいらっしゃいますが、
指によって動きや強さが
違うのは当然なので、
４や５を鍛えようと無理なことをして
手を傷めることのないよう、
どうか、くれぐれも、
お気をつけくださいね。
指の動きや強さを
完璧に揃える必要はないというか
そもそも完璧に揃うはずはないのです。
それぞれの特徴ある動きを
生かしながらも、
どういうスピードで鍵盤が降りて、
どういう深さまで行き、
どういう方向に力を働かせるか、
・・と考えると
指を鍛えようと考えるより、
音は、揃いやすくなります。
なんでも強く鍛えれば良いという
単純な考え方ではなく、
敏感になろうと
考えてみてください。
「どう動かせば、
鍵盤がどう動き、
その結果、
どういう音が出て、
どう次につながるか」を
感じ取れるようになることが
大事・・と考えてみてください。
微妙な違いを感じられるようになると、
手首や肘や肩甲骨が楽に自由になっていて、
３Ｄで動く必要があるというのも
感じられるようになります。
まずは、
感じることを目指しましょう。
町田樹さんが、
急激にレベルが上がった時、
練習にコンパルソリーを取り入れ、
毎朝、コツコツと練習した結果、
今、エッジのどこに体重が載っているといった
細かいことを、敏感に、
繊細に感じ取れるようになった、
といった趣旨のことを話されていましたが、
「感じられるようになる」
別の言い方をすると、
「違いが分かるようになる」
のが、
レベルが上がるということと、
考えてみてください。
（シューベルト素晴らしかった。。）
無茶な努力で手を壊したり、
そこまで行かなくても、
返って鈍感になったりしないよう、
気をつけてくださいね。
チャリコン、よろしくお願い致します。
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