仕事をして、お金を稼ぐと思っているでしょうがそうではなく、「自分の時間をお金に変えているんだよ」とおっしゃった第40代ウルグアイ大統領、世界で一番貧しい大統領で有名なホセ ムヒカさん。今は任期を終えられましたが、夜のニュース番組で日本についてのインタビューに答えておられるのを偶然聞きました。マザー・テレサさんの言葉を聞いた時と同じくらい心にドスンと来ました。マザー・テレサさんは、あなたの家族やあなたの近所の人、友人を愛し、大切にするようにと仰っていたと思います(記憶は曖昧なんですが)。全人類が自分の回りの人に目を向けて大切にすれば、遠くまで出かけて行ってしなくても、見て見ぬふりをされる人も、孤独のうちに亡くなる人もいなくなる。と言うような内容だったと思います。
ホセ ムヒカさんの考えは色んな物を買い、どんどん消費するために沢山のお金が必要だから、家族との時間、友人との時間を削って沢山の時間をお金を稼ぐために仕事にあてなくてはならない。これでいいのですか?と。勿論食べて暮らしていくためにお金は必要で仕事はしないと行けないが、お金はほんの少しあれば十分だと。そうして沢山残った時間で、家族と過ごし友人と過ごすのですと。

私もこの考えが大好きだな。

でも働くことに対して、自分の時間を売ってお金に変えている感覚はあまりなかった。職場の人が友人となれば、一致団結し事にあたり、沢山話をし、楽しい時間を共有出来るわけですから。こうなると、会社のためになり、楽しい上にお金をもらえてラッキーですよね。ただ、どこの職場もそうなるわけではないし、自分の職場の人が友人になるまでは時間もかかるでしょうね。それに転勤や離職でメンバーが入れ替われば、友人になるべく関係を1から作ることも必要ですし、時には友人になれそうもなかったり、なりたくない人もいるでしょう。
そのときにも自分の時間を売って努力を続けたいか、お金が沢山必要なければ、時間を売るのを控えて大切な人との時間を増やしてももいいんだと思います。

ホセ ムヒカさんは、人の命は有限で、1人1人は時間もそれほど沢山は持っていないということを、戦争にいかれたのでよくご存じなのではないでしょうか?明日終わるかもしれない自分のいのち、大切な人と過ごす時間を削るのか、はたまた自分は今日を明日をどう使うのかは、常に考えなければならないと思います。

自分が嬉しく、大切な人も喜んでくれることに時間をつかえたら幸せですよね。全部は無理でも、頭のどこかに大切に記しておきたいマザー・テレサさん、 ホセ ムヒカさんの言葉。