三重県内のB級グルメはB1グランプリに参加しているもので5品目ある。
津ぎょうざ、四日市トンテキ、亀山味噌焼きうどん、松阪鶏焼肉、名張牛汁である。
これは各県からの参加数としては第1位である。
このことから三重県はB級グルメがいかに盛んかということがわかる。
B1グランプリは毎年秋に開催されるが、参加作品数をよく見たところ、その約三分の一は焼きそば(うどん)である。
その他焼肉、汁もの、丼、寿司。これでほぼ大部分である。
意外とないのがラーメンである。
勝浦タンタンメンは過去にグランプリを獲得したことがあるが、本当にそれだけという感じである。
三重県内からの参加作品も例にもれず、上にあげた傾向のものにおさまっている。
またB1グランプリには伝統的なものはほとんどない。
戦後始まったというのも珍しいくらいで、大部分はこの20年以内に始まりグランプリ参加を契機として名が知られるようになったというものが多い。
B1はあくまでも現代グルメであり、スーパーに置いてある伝統地産品とはちょっとジャンルが違う。
店、レストランでしか食べられないものが多い。
というよりそちらが主流。
さて三重県内のB級品としてまずあげられる津ぎょうざ。
津ぎょうざは学校給食から始まった揚げ餃子であり、大きいということが売りである。
割りばしと比べればその大きさがわかる。
一人一個で大丈夫なようなものもあるみたいだ。
しかし完成品も冷凍物もスーパーでは見かけなかった。
また国道沿いに津ぎょうざの旗を掲げた中華料理店も見かけなかった。
一体どこにあるのだろう。
どこかにはあるだろうが、一般にご当地では地元の地名は省いて単に餃子とかラーメン、うどんと書いてある場合がほとんどである。
香川県に行けばうどんは讃岐うどんであるというのは当たり前のことだからである。
亀山みそ焼きうどんはスーパーにインスタント物が売っていた。
焼きそば、焼うどんはこうしたインスタント袋麺にしやすいようで、B1グランプリ参加の各名物焼きそばもこうした形でスーパーで売り出されている。
亀山は中京圏なので名古屋味噌煮込みうどんの焼きうどん版か。
これは味が中庸でおいしかった。
四日市トンテキ。
これは豚肉の調理法なので、スーパーで売っているとしたら総菜売り場。
四日市で作ったトンテキを全て四日市トンテキというのかあるいは特別な作り方味付けなどがあるのかよくわからない。
B1グランプリに出るためにはその料理の定義が必要なので、ある程度統一したものはあるだろう。
肉をグローブの形切るのとソースの色が黒っぽいというのが大事だそうだ。
しかしスーパーにそのソースは売っていた。
商品の写真はレッジで支払いを済ませた後にかごからレッジ袋に入れ替える際に台の上でとっているのだが、容器が丸いとコロコロと転がるので静止画をなかなか取りにくい。
焦点もあわず、ピンボケになってしまった。
こうしたB級グルメ品のソースは全国にたくさんあるが、味は概して甘い。
今は甘いものが受けるようだ。
しかしこういうことをやってB級品を買っているとソースばかり集まってしまい、とても使い切れない。
このソースも知り合いの主婦にそのままあげてしまった。
持っていても使うのは多分2,3年後になってしまうだろう。
ご当地ソースは四日市トンテキソースに限らず値段は高い。
だが使ってないので味は分からない。
松阪鶏焼き肉はこの前ケンミンショウでやっていた。
松坂でずいぶん食べられているらしい。
ちなみに高級牛肉である松阪牛などはスーパーの精肉売り場には置いてない。
高級品なので日常の食品ではないからだ。
これは〇〇牛はどこでも同じである。
松坂の人がいつも松坂牛を食べているというのは大間違いで、食べている牛肉は多分タスマニアビーフとがアメリカ輸入肉だろう。
高級肉料理レストランなどに行かないとメニューにはない。
名張牛汁はどんなものかよくわからないが、そもそも名張市は奈良県との県境に近く、どちらかと言えば関西圏だろう。
ただ今後国道25号線(名阪無料国道)で通りかかった際に少し外れて、ここに行って食べてみようかという気はある。
5個のB1グランプリ出場品目を抱える三重県のB級グルメ品王国であると言ってもよいだろう。