鳥取県米子市から岡山県までは、高速道路でもあるが、一般国道をとってもそんなにたいした時間や距離でもない。
国道180号線で県境の明地峠を越えると岡山県に入る。
この辺りは国道180号線、181号線、183号線と連番になっているが、182号線はどこにあるだろう。
調べたら近くにあった。新見と広島県の福山との間だった。
鳥取県の観光地やショッピングセンターなどには岡山ナンバーの車が目立つが、多分この辺りから来ているのだろう。
新見市は岡山県の山間部にあり、そんなに大きな市ではないが、中国山地を縦貫するJR伯備線の特急『やくも号』の停車駅である。
市内の国道沿いにさっそくスーパーを見つけた。
サンパークサンストアはどうやらここだけのスーパーのようだ。
何か目立つ岡山県の地産品を思って探してみると、いきなりワインのコーナーにマンズワインを見かけた。
何で首都圏でもあまり見かけないマンズワインがここにあるのだという感じだ。
スーパーの商品流通経路はどうなっているのかわからない。
ブドウ県岡山ならまずは地産ワインだと思うが、何故か全くない。
あるのはメルシャン、サントリー、サッポロ、アサヒリラなどのお決まりの物ばかり。
スーパーやコンビニは全国規模で日常食品を均一化し、地域の特色を薄めさせてしまう結果となっていることがよく言われている。
中央の大食品メーカーのものが安い、流通がしっかりしている、品質が安定しているなどで揃えやすいのだろう。
売り場を一回りしたところで、いくつかの地産のものを見つけた。
千屋牛はこの地方のブランド牛だが、生産数が少なく一般には出回っていない。
後で行く倉敷や岡山の大ショッピングセンターでも生肉は見かけない。
岡山県の牛乳は岡山市に本社のある『オハヨー牛乳』。
後で行く倉敷や岡山の大ショッピングセンターでも生肉は見かけない。
岡山県の牛乳は岡山市に本社のある『オハヨー牛乳』。
牛乳メーカーはどこでもたいていコーヒー牛乳やヨーグルトなど牛乳関連商品を出している。
醤油の所にぎょっとするメーカーのものを見つけた。
とら醤油である。
名前とラベルがユニークであるが、とら醤油は倉敷市にある江戸時代に創業している老舗醤油メーカーである。
こちらも各種醤油、その関連商品を生産している。
まだ岡山県と大阪なども含むその周辺地域への出荷だそうだが、何かのちょっとしたきっかけで全国ブレイクの予感はある。
このとら醤油、これから岡山県各所のスーパーでどこでみ見かけることになる。
味噌も白みそ、麦みそ、合わせみそなど西日本の雰囲気が俄然高まってくる。
もうマルコメ、タケヤなどの長野ものは隅に追いやられている。
地牛乳、地醤油、地味噌が中心となってくる。
この新見は備中なので少し違うが、同じ県内の美作国、蒜山高原の『蒜山焼きそば』は、2011年の姫路でのB1グルメグランプリの優勝作品としてつとに有名だ。
もうマルコメ、タケヤなどの長野ものは隅に追いやられている。
地牛乳、地醤油、地味噌が中心となってくる。
この新見は備中なので少し違うが、同じ県内の美作国、蒜山高原の『蒜山焼きそば』は、2011年の姫路でのB1グルメグランプリの優勝作品としてつとに有名だ。
味噌だれ(あるいはジンギスカンだれ)、鶏肉で炒める焼きそばは、実際の蒜山高原のレストランで何回か食べたことがある。
一般の焼きそばにありがちなソース臭さがなく、味が軽く食べやすい。
昼食にと思って買ったのが、地元メーカーのものだと思うが、上の『そば三昧』。
別に特産品というわけではないが、本来は出雲そばの代表メニューである割子という名称がうどんにつけられているのが、ユニークだったからだ。