あたりまえだけど、とても大切なこと―子どものためのルールブック/ロン クラーク | ブログ

ブログ

保存用

こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓
草思社
発売日 : 2004-06









【出会い】
ブックオフ音更店で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
教育困難学級をうけもった小学校教師が、祖母から教わった礼儀作法をルールにして生徒たちに教えたところ、教室が劇的に変わり、学業成績も州のトップクラスになりました。 「大人の質問には礼儀正しく答えよう」「相手の目を見て話そう」「誰かがすばらしいことをしたら拍手しよう」「勝っても自慢しない、負けても怒ったりしない」「誰かとぶつかったらあやまろう」「口をふさいで咳をしよう」… 一見あたりまえのことばかりですが、いま、子どもたちの多くが誰からも教わっていません。他者を尊重する心、自分を大切にする心を育てる、大人にも通じる基本ルール集です。

子育て中のあなたへ。

【響いた抜粋と学び】
著者のロン クラークさんは大学を卒業後、各地を冒険旅行したのち、1995年から小学校教師となる。学習や行動に問題をかかえる生徒の多い学校、なかでもハーレムの底辺校から優秀児を輩出し、目覚ましい成果をあげる。2001年、28歳のときに、ディズニー社主催「全米最優秀教師賞」を受賞。現在はアトランタに住み、各地で講演活動等もおこなっています(執筆当時)。

わたしが真っ先に子どもたちにいうのは、何があっても人の意見を笑ったり茶化したりしてはいけない、ということだ、どの子も何かクラスに貢献できるものをもっている、人の意見に賛成しないのはかまわない、あらゆることで全員の全員の考え方が一致することはありえないのだから、ただし、気持ちの伝え方には正しい伝え方と正しくない伝え方があることを指摘しておく。

中学1年生の時の国語の時間に同級生が発表したことが、ちょっと見当違いだったようで、先生も
「ん?」
という表情でした。そこに同級生が
「張り切って発表したのに、あれじゃあダメだよね」
みたいなことを言ったんですね。すると先生がめっちゃくちゃ怒ったわけですよ。

言った同級生がキョトンとしているのを見て、クラス全員静まり返りました。

でも、あのとき、先生が怒らなかったら発表した同級生も辛かっただろうし、見ていてた同級生もこれから発表したいなんて思わなかったでしょうね。

人に何かもらったときには、必ず「ありがとう」といおう、きみたちがわたしから何かを受けとり、三秒以内に「ありがとう」といわないときには、わたしはその何かを取りかえす、感謝の気持ちを見せないことにいいわけは許されない。

だれかがわたしやほかの先生に叱られているときには、その人のほうを見ないこと、自分が叱られているところをじろじろ見られるのは、だれだっていやなはずだ、だから、人が叱られているときにも、そちらを見てはいけない、ただし、きみがわたしに叱られているときにきみをじろじろ見る人がいたとしても、その人に腹を立てたり、文句をつけたりするのはやめよう、そういうときには、わたしにいうこと、わたしがなんとかするから。


たとえば、ある子どもがわざといちばん小さなピザやブラウニーを取るのに気づいたときには、全員が自分のぶんを取ったあと、もう一度その子のところに戻り、もうひとつ取らせることにしている、最初に取ったのはとても小さなかったから、という理由で、この方法はとても効果がある、しばらくすると、ほとんどの子どもが自分より他人を優先するようになるものだ。

このあたりの礼儀って子どもの頃から教える必要がありますよね。

特に3番目なんだけど、僕が昔よく遊んでいた人で、バイキングに行ったら、あんかけ焼きそばの麺だけごっそり取るようなことをやっていたのを思い出しました。

後に笑い話になっていますが、大人になってそういうことをやると痛いですよね。

どれほど悪いことが起きようと、いつも自分が成長して、自分のなりたい人間、他人がまわりにいてほしいと思う人間になるための努力を忘れてはいけない、外的な要因で自分の人となりを変えたり、なろうとしている人間になるのを妨げられたりしないことが大切だ。

なるほど。子育ても、大人の成長も変わらないですよね。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。

草思社
発売日 : 2004-06