ユニクロ帝国の光と影 | ブログ

ブログ

保存用

みなさん、おはようございます。




半年以上前に

どなたかのブログで

(忘れてしまってすいません)

この書籍の書評を読んで


読みたいなぁと

思っていましたが


帯広の図書館にはなくて

忘れかけていた頃に

なんと札内図書館にあったのです。




僕は個人的に

柳井正さん好きです。


それは、
一勝九敗
成功は一日で捨て去れ

ユニクロ思考術

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)



などの

柳井さんの書籍や

レイ・クロックの書籍を読んで

ビジネスにすごく興味をもてました。


そんな柳井さんを

ユニクロを批判するのが(?)

今日紹介する書籍です。


実態はどうなのか、

真実かどうかはわかりませんが、

なるほどなぁと感心しながら

読み終えました。



後継者を育てる能力について。


柳井さんが一度社長職を降りて

別の人に譲ったんだけれど

また復帰して、

今もなお続けていることについて・・・


後継者を育てる能力がないと

周りが言ったり、柳内さん自身も

認めていたり・・・。



実際、「人を育てる」というのは

簡単なことではないと思います。


特に経営者として第一線で

働いている彼に

後継者を育てる余裕があるのか?


と僕は思ってしまいます。


昔のHONDAやSONY

など必ず素晴らしい右腕が

いました。


柳井さんの周りにいないのか

それとも柳内さんが

うまく使えていないのかは

わかりませんが、


この部分はそんなに

簡単なことではないと

思って読んでいました。



福祉の現場でも

生活相談員として家族の声や

自宅での様子を聞いて

お客様のデイサービスでの支援を

考えるのと、

現場のみ・・・デイサービスでの

様子だけで判断するのでは


見える世界が・・・

考える世界が変わります。


生活相談員が偉くて

現場が下とかそんなこと

言いたいのではなく


やっている仕事の違いで

見える世界が変わると

いうことです。


経営の第一線に立っていれば

見える世界が僕らとは

まったく異なります。



柳井さんがワンマンというのも

能力が高くなると見える世界が

まったく違うからだと僕は

感じています。




安くていい→高品質をより低価格で。

ここは批判ではなく

素晴らしい理念を抑えておきたくて

抜粋しています。


「安くて良いもの」

↓↓↓

「高品質をより低価格で」


これは似て非なるものと

感じています。


値段が先か質が先かで

意識が変わると思うのです。


僕ら福祉職のサービスは

小売業のように価格設定は

自由にできません。


時間ごとに決まっています。

(デイであれば規模で)


値段が同じであれば

どれだけ質の良いサービスを

提供できるかが鍵となりそうです。




店長クラスの収入と労働時間について。



本書の一例で

月収手取り25万

残業代なし。休みは月に

4回あればいいくらい。

何かあれば休みの日も出勤。



真実かどうかは別として

もしこれが本当だったら

今自分が福祉の仕事をしていて

給料安いとか待遇悪いって

不満がでているこの業界も

捨てたもんじゃないと

確信できます。


他の業界を見たら

もっと厳しいところは

いっぱいあるんです。



朝活読書会を開催して

異業種と交流していて

僕はなおさらそう思います。


自分たちの業界だけ見て

大変だ、大変だでは

井の中の蛙ですよ。





横田 増生
文藝春秋
発売日:2011-03-23


チェック項目27箇所。ユニクロはデルから(異業種)学んだ。10年後に5兆円という目標に根拠・道筋なし。後継者を育てる能力について。安くていい→高品質をより低価格で。内部監査の現実。店長クラスの収入と労働時間について。玉塚社長の人柄。人への処遇や考え方の違い。父親の影響。父から全部任せてもらったのが分岐点。ZARAの開発スピード。ワンマン経営はうまくいっているときはいいが、時間がたつとつけがまわる。尊敬するのはサム・ウォルトン。ダイエーの中内さんと日本マクドナルドの藤田田さん。経営者<起業家。