サンタが贈るお母さんの教科書/木下山多 | ブログ

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みなさん、おはようございます。




あかりデイサービスでは
3日間の観楓会が

無事終わりました。





さて、

先月末から妻の

仕事(夜勤)が始まって

子どもたちと一緒の

時間が増えています。



そんな自分に

ちょっと早めの

サンタさんが

やってきたようです。


小学校前のすべての

子どもが母親もしくは母性の

影響を強く受ける。



母親とは子どもを

産むだけではなく

育てることも多いため

影響が強いのです。



少子高齢化

女性の社会進出が増えた

この時代でも

それは変わらない


と僕は思います。


すべての子どもは

母親の無償の愛を

欲するんです。



本書からのデータ。

孤独を感じる子どもは

他国が10%台に対して

日本では30%近くある。



数字から見れば

前述の通り、

少子高齢化

女性の社会進出

核家族化などから


子どもが他者と関わる時間が

減ったと解釈できますね。



人間だけが無限の可能性を

持つのは人間だけが言葉を使う。

言葉がなければ思考ができない。

複雑な記憶ができない。




人間に生まれ

ほとんど当たり前のように

言語を操りますが、

これは他の動物を考えたときに

素晴らしい能力なんだと

改めて気付きます。


この当たり前が

なんと有難いことでしょうか。



ただ、

このあたりを読むと


それでは

アルツハイマー認知症

など認知症状が深くなり

言葉を失ってきた人たち

というのは


逆説的に考えれば

可能性が閉ざされている

のだろうか?


こう考えてしまう。


認知症が深くなることで

不安・心配が強くなるのは・・・

短期記憶障害

言語障害



人間として生まれ

無限の可能性を秘める

人間独自のツール


「言語」を操れないから



自分の想いを的確に

伝えられない。

記憶できない。




言葉にする以上に

それらは人として生きるうえで

大切なことなんだと。


そして、

言葉を操れない苦しみは

僕たち福祉職

言うなれば「健常者」

(言語を操る面での)

が分かろうにも

分からない部分では

ないだろうか?





本書最後の言葉


子は国の宝なら

子どもを主に育てる

母親も宝。



僕は更に

こう提言します。


子は国の宝

そして、

子を生み

主に育ててきた

母親も宝。


これからの時代は

働きながら

子育てに協力する

父親も宝。


家族全員が宝

なんだと。



子も親も

ダイヤの原石のようなもので、


子育てにより、

お互いが磨きあって

まばゆい光を放てるんだと。




今回は

「子育て」以上に

「介護・福祉」に関して

読み解きましたが、


「子育て」の書籍としても

参考になる点が多いです。

(ゲームのこと、お金のこと

勝ち負けのことなど)



子育てに迷ったら

一度目を通したい一冊です。




チェック項目41箇所。学校教育以前にすべての人間が、母親もしくは母性の影響を強く受ける。子どもが変わるには母親が変わる。孤独を感じる子どもは他国に比べ日本は3倍。3割の子どもは孤独感あり。昔と比べるといろいろな考え方や方法が溢れていて何を信じてよいかわからない。「親」・・・立って木を見る。親がやるべきことは木に水を与えること、萎えたら、肥やしを与えたり、支えをつける。信じてくれる人の立場に立つことを一番求められるのが母親。子どもを変える→能力を引き出す。人間だけが無限の可能性を持つのは人間だけが言葉を使う。言葉がなければ思考ができない。複雑な記憶ができない。99%は環境。その存在をそのまま認めてあげる。完璧な人間はいない。完璧な親であろうとしてはいけない。失敗してもいい。子育ては他人の力を借りる。「ありがとう」、「ごめんなさい」を言う。コミュニケーションの成果は聞き手を受け取ってくれた言葉の量で決まる。人間が恐れるのは知らないもの。死が怖いのは死のことを知っている人間が誰もいないから。我慢の仕方を教える。怒っても泣いてもいいけど、物を壊したり、他人を傷つけてはいけない。否定語に効力なし。外的動機付け・・・価値のあるものをあげない。評価ではなく状況を伝える。手伝ってくれるから助かる。仕事が早く終わった。遊びも全力で。勝ち負けを経験させる。わざと負けない。負けても卑屈にならない。勝っても驕らない。漫画は親が選ぶ。ゲームは中毒にすることをビジネスモデルにしている。時間管理は親がしっかりやる。ルールや決まりはなぜそうなのかを子どものレベルで教える。アイ・メッセージ、私はその言葉遣いが嫌いだからやめて。など。メッセージには相手の意識に届くメッセージと心に届くメッセージがある。単語会話を親が理解できてもあえてとぼける。自分で行動する癖をつける。お店でも自分で言ってみる。金銭教育は低学年から。マナーや礼儀を身につける。子どもを助ける。叱り方・・・褒めるときは上のレベルで。叱るときは同じレベルで。アイデンティティー、信念・価値観、能力、行動、環境の5段階ピラミッド。食卓勉強・・・一般常識の8割は食卓で。視覚、聴覚、体感の3タイプ。子どものタイプは?自分は?視覚、図やイメージで物事をとらえる。聴覚、音や言葉を大切に。論理的に筋道を立てる。体感、直感を大切にする。放任と過干渉はいけない。子どもが国の宝なら母親も宝。